栄養満点の中東発ヘルシーフード「フムス」って知ってる?(2016.03.09)

 イスラム教徒は世界に約15億人、キリスト教に次いで多い宗教人口。今後さらにイスラム教徒は増え、いずれはキリスト教徒を凌ぐ数になるとも言われている。日本人のイスラム教徒はごくわずかだが、在日・来日イスラム教徒は増えてきており、また2020年の東京オリンピック・パラリンピックも見据え、イスラムの戒律で認められたものであることを示す「ハラル認証」が日本でも広まってきている。

 ところで、イスラム教には、豚肉やアルコールなど禁止されている食べ物があるほか、処理の方法、加工などについても厳しく定められている。そのため、教徒はハラル認証されたレストランや食品を選ぶ必要がある。また、ハラル認証は口にするものだけでなく、化粧品や医薬品など身の回りの様々なものにも適用されていることはあまり知られていない。そんな厳しい戒律のある、イスラム教徒が多い中東の国々で、昔から食べられている伝統的な料理に「フムス」というものがあるのをご存じだろうか。

中東から世界へ広まるヘルシーフード「フムス」とは?

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 フムスはゆでたヒヨコ豆(ガルバンゾ)を潰して、練りごま、ニンニク、オリーブオイル、レモン汁、塩などを加えペースト状にした料理。植物性かつ高栄養価であることから、世界のヘルシー志向の人々やベジタリアンたちが取り入れており、日本でも食のアンテナ感度が高い人は、既に注目している。フムスはピタという薄いパンに付けて食べるのが中東では一般的だが、世界に広まり、クラッカーに付けたりサンドイッチや野菜のディップなどにも用いられるなど、食べ方の幅も広がっているようだ。

 豆類は全般的に栄養価が高く、ヒヨコ豆も例外に漏れず高栄養価。カロリーは171kcal100gで、美しくやせるために不可欠なタンパク質や食物繊維、ビタミンB群、亜鉛やマグネシウムなどのミネラル類が豊富に含まれている。日本で最もポピュラーな豆である大豆と比較すると、ヒヨコ豆のほうが食物繊維多く、カロリーと脂質が少ない。

 食物繊維には2種類あり、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」に分けられる。ヒヨコ豆の食物繊維は不溶性食物繊維が主。不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維で、胃や腸で水分を吸収し大きく膨らむ。これにより、便のかさ増しや、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進する。また、体にとって有毒な、ダイオキシンなどの物質を排泄するデトックス効果も。

 ただ、便秘解消には食物繊維が良いのは確かではあるが、不溶性食物繊維を多く取ると、場合によっては便が硬くコロコロになることもある。これを防ぐには、たっぷりの水分も一緒に摂ると良いという。

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