長年でついてしまった体のクセを正せば、全盛期のカラダが取り戻せる【後編】(2016.11.16)

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■筋膜リリースで、カラダの柔軟性を本来あるべきものへ

カラダのクセは、本当に些細な日常の動作でも発生する。例えば、足や腕を組むときいつも同じ方を上にしていたり、寝るときのカラダの向きであったりと無意識的に行っていること。

また、ゴルフやテニス、野球などのカラダを片方向にしか動かさないスポーツをしている、あるいはしていた人が陥いりやすいという。

ゆえに、PCPには現役のアスリートたちも訪れ、カラダを整える指導を受けている。

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 そのカラダのクセを修正する際に役立ってくれるのが、これらのアイテムだ。『トリガーポイント』や『グリッド』というトレーニングアイテムなのだが、リオオリンピックのときにアスリートが脇で使用しているのを見かけた人もいるのではないだろうか。

日本人選手では、フィギュアスケートの浅田真央選手が、柔軟体操中に『グリッド』(右上の筒上のもの)を使用しているのが見受けられた。

これらのアイテムは『筋膜』をほぐすのに役立ってくれる。筋膜とは、文字通り、筋肉組織を包み込むように覆っている膜のこと。生の鶏肉を調理するときに、皮とは違う別の薄く白い膜を見たことがないだろうか? あれが筋膜だと思ってもらっていい。

この筋膜は、伸縮性があり全身に張り巡らされている。カラダを動かす際には、必ず筋膜を動かすことにつながるが、伸縮性があるがゆえに、一部が縮んでしまうと、一部は突っ張った状態になる。

これが、長年のクセや、怪我の影響によって縮みっぱなし、あるいは伸びっぱなしの状態になってしまったものを元に戻す行為が、今話題の『筋膜はがし』あるいは『筋膜リリース』と呼ばれるもの。

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 上記のようなアイテムを使って筋膜をほぐす際、注意が必要なのは、やりすぎて筋肉を損傷してしまうこと。

そのため、はじめはトレーナーに、どこの筋膜が収縮していて、どの程度の力で伸ばしていくかを判断してもらう。

筋膜をリリースする箇所は、アセスメントの結果によって変わってるが、加藤の場合まずは、ダンベル状のトリガーポイントという道具を使用して、アキレス健あたりの筋膜をほぐしていった。その後、ボール状のトリガーポイントを使用して、ふくらはぎに移行するのだが、

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これが痛い。

そう、筋膜はがしは痛いのである。縮こまった筋を伸ばしていくため、ゴリゴリと鈍い痛みが伴う。耐えられない痛みというよりも、痛いけれどそれが気持ちよい感じだ。

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 最後は、太ももの前部分の筋膜にグロッドを使ってアプローチ。これがとんでもなく痛い。痛みが強いほど、収縮が強く、カラダのゆがみの原因になっている箇所だという。

加藤の場合は、前傾姿勢が基本の姿勢となるバスケットボールを長年続けているため、カラダ、特に太ももがその形に沿うにように凝り固まってしまっているとのこと。

筋肉は、縮んで、伸びるときに爆発的なパワーを生むことができるので、始めから収縮している状態であると、本来出せる力が発揮できない。ジャンプ力や瞬発力が低下してきているのは、この凝り固まった筋膜のせいが大きいとのことだった。

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 実際、怪我をしてから正座をするのが辛くなっていたのだが、筋膜はがしをしたとたんに、すんなりできるようになった。このような即効性のある効果もあるが、2週間ほど、筋膜をはがす運動をすることで、ほとんど元の状態に戻るという。

これによって、カラダのクセがとれ、クセによって発生していた痛みがなくなり、トレーニングなどの効果もアップしてくるという。

実際、PCPに通っている人の中で、肩の痛みがひどく、足繁くマッサージに通っていた人が、トレーニングを始めてからはマッサージに行きたいと思わなくなったという。

自身のカラダのことであっても、分からないことはものすごく多い。カラダの痛みがひどく、マッサージや鍼灸に長年通ってもその場しのぎになってしまっている人は、まずカラダを元のあるべき位置に戻すことを考えるのが良いという。

敵を知り、己を知れば百戦危うからずという言葉あるが、己を知ることができるジムで、敵(痛み)を倒す試みをしてみてはいかがだろうか?

【関連情報】

PCP エントランス写真

PCP(Professional Core Performance)の理念は『身体を変え、常識を変え、世界を変える』こと。中目黒でひっそりと佇むプライベート空間。日常の喧騒から少し離れ、自分の身体と向き合える大切な時間、運動を通し、肉体的・精神的に、これから先の人生をより豊かにする手伝いをしてくれる。

PCPアセスメントで姿勢や動きの癖、カラダのコリや柔軟性、筋肉量などを測定し問題点を見つけて、1人1人にあったプログラムを作成。日本より遥か先を行く欧米でアスリートも実践している最新の理論と設備を積極的に取り入れているジムだ。

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営業時間 : 9:00–22:00 (月–土) / 9:00–18:00 (日・祝祭)
休館日 : 年末年始

文/加藤 敦(Men’sBeauty編集部)

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