今さら恥ずかしくて聞けない健診のこと(2017.01.04)

●今は大丈夫でも、将来は……

いずれにしろ、これを無視していると、確実に自分の身体が生活習慣病にむしばまれてしまうので、将来重症化する恐れが出てしまう。何より怖いのは、生活習慣病は初期の段階ではなかなか自覚症状が出てこない。

とくに糖尿病はその傾向が強く、ちょっと数値が高いくらいでは何も変わらない。だから生活を改善したり、保健指導など受ける気にもならない。

結果、どんどん血糖値は上昇。なんだか体調がおかしいと心配しはじめた時には、血管がもろくなり、

・糖尿病性網膜症→失明
・糖尿病性腎症→透析
・糖尿病性神経症→足などの壊疽→切断

まで進行する可能性が高まってしまう。悲劇以外の何物でもない。

●気になる受診率は?

だから健診は受けるべき。去年受けたから今年はいいや…ではなく、年に一度のチャンスをしっかり生かすこと。これが健康な生活を続けるコツである。参考までに、2014年度の受診率は全国平均で48.6%だが、保険の種類により大きな開きがある。

自営業の人などが加入している市町村の国民健康保険加入者は35.3%ともっとも低く、サラリーマンの多い健康保険組合だと72.5%。サラリーマンは業務命令で受けることが多いのに対し、自営業は自分の意思で決められることが原因といわれている。

特定健診はほとんどの場合、無料かそれに近い金額で受診できる。中には、健診を受ければ景品までプレゼント! なんて保険者もある。こんないい話、みすみす放棄するなんてもったいない!

対象年齢になったら無理してでも受けるべし! 健康な体こそ財産である。

文/西内義雄(医療・保健ジャーナリスト)

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