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ヨーグルトは買ってから2日以内で食べないと乳酸菌が減る(2017.01.08)

免疫といえば“腸”だというのを、聞いたことがあるだろう。腸は体内にありながら、外界から病原体が侵入するのを防ぐ最大の免疫器官。免疫細胞全体の6~7割が、腸内に待機しているのだ。だからこそ、腸内細菌のバランスが崩れると、免疫細胞にも悪影響が出てしまう。

■人間の腸内細菌の重さは1.5kgも!

腸内細菌は、ひとりの腸の中に500兆個~1000兆個いると考えられている。その菌の総量は1~1.5kgにもなるんだとか! 健康な人の腸内細菌は、善玉菌が約20%、悪玉菌が約10%のバランス。残りの約70%は日和見菌といって、善玉菌が優位になるとおとなしくし、悪玉菌が優位になると一緒に悪さをし始める(人間界にも、そんな人がいるような???)。

悪玉菌が優位になると、腸の機能が低下し、免疫力も低下するから、風邪をひきやすくなってしまう。また、肌への栄養素の配給が不足するため、肌荒れやニキビ、アレルギーなどの原因にも。

健康を維持するためには、発酵食品から善玉菌を補って、腸内細菌のバランスを取り戻すのがコツ。コンビニやスーパーで手軽に購入できるヨーグルトは、忙しいビジネスパーソンにピッタリの発酵食品といえよう。

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■日に日に減少するヨーグルトの乳酸菌

ところで、発酵食品って日にちが経つほど熟成が進み、善玉菌が増えると思っていないだろうか

しかし「味噌や醤油などの発酵食品は熟成で増えるのですが、ヨーグルトの場合は違います」と、ヨーグルトメーカーの人が教えてくれた。しかも、こっそりと……。

ヨーグルトの善玉菌である乳酸菌(プロバイオティクス)は、日にちが経つとドンドン減ってしまうそうだ。ヨーグルトの乳酸菌は、出来て1~2日をピークに、7日後には半分ほどに減少。市販のヨーグルトに表記されている乳酸菌は、工場生産されて1~2日頃の数値なんだとか。

日にちが経って値引きされているヨーグルトの乳酸菌量では、免疫力をアップするにはパワー不足といえるかも!? だからこそ、ヨーグルトは賞味期限まで日にちが長いモノを購入すべし! 

ただし、乳酸菌は死んでいたとしても腸内にいる善玉菌のエサになり、さらに良質なタンパク質であることに変わりはない。賞味期限ギリギリで食べても、体に悪いことはないのでご安心を。

また、ヨーグルトの乳酸菌はブランドごとに様々な種類がある。どの乳酸菌が自分のカラダとマッチングするのかを、事前に知ることは今のところ不可能。まずはひとつのブランドを1週間ほど食べ続け、お通じが快調になるようだったら、自分の腸内細菌に合っていたのだと知る手立てになるだろう。

取材・文/美容ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

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