スーパードクターに聞くシワ治療の最前線2(2017.05.16)

前回、シワには「表情ジワ」と「折りジワ」の2つの種類があることをお伝えし、「表情ジワ」について解説したが、今回は「折りジワ」の治療について解説していこう。

■消えない折りジワは+7歳の老け顔に

今泉「折りジワとは、顔に刻み込まれてしまったシワのことです。無表情であっても出ているシワになります。シワができる原因はいくつかあるのですが、一番深いのは加齢が原因のシワです。

加齢によって骨が小さくなったり、筋肉が小さくなったりするんですが、皮膚の厚さは変わりません。中身が縮んでいるのに、外が余っているから、たるみができ、ほうれい線が深く出てきてしまうんですね。男性に説明する際は、お笑い芸人のくりぃむしちゅー上田さんを想像してくださいと言います。あれが、深く刻まれたシワです。

man-852762_1920

年齢より老けて見えるのと、ちょっと怖い人相になっているかと思います。上田さんは持ち味のキャラクターがあるのでいいのですが、一般の方だと、いい印象を得るのは難しいかと思います。折りジワは、ヒアルロン酸を注入して埋めたり、レーザーを使わないと治りません。今回は特にヒアルロン酸の注入治療について説明していきたいと思います。

■ヒアルロン酸治療の最前線

今泉「ヒアルロン酸はもともと体にある物質です。水分を保持する性質があるので、化粧水や乳液などに配合されています。これを注入すると、水分を閉じ込めてくれるためシワが浅くなりますし、ヒアルロン酸の量は加齢とともに減ってくるからそれを補っていくというイメージです。

ヒアルロン酸は注入後体から抜けていってしまいますが、だいたい8~10ヶ月くらいは効果がキープできます。ほぼ1年なので、定期的に打っている人は1年弱のスパンで打っていますね。水分を保持してくれますので、シワ治療の目的で打っても、肌がプリっと綺麗になったりします。 

この治療は、シワのある箇所の真皮や皮下組織に直接ヒアルロン酸を打って埋める場合と、シワを消すために顔をリフトアップさせる位置に打つ場合があります」

■信頼できるドクターを見分ける方法とは?

今泉「昔は前者の下からシワを持ち上げて溝をうめるための注射がほとんどでした。15年くらい前は、「ほうれい線を治療するなら線がある部分に打て」と指導されていたぐらいです。そのため、頬が打ってパンパンになってしまうなんて事例がありました。

けれど、頬は理由が多岐に渡るので、ほうれい線にだけ打つわけじゃないんですね。今はリフトアップのために打つのが主流になってきています。いきなり、ほうれい線に直接ヒアルロン酸を多量に注入するドクターはちょっと考えものです。逆にリフトアップの選択肢があるドクターはある程度信頼できると思います。

リフトアップの原理は、例えば手で、ほほを上に引っ張るとほうれい線が少しうすくなるじゃないですか。これと同じことをヒアルロン酸の注入によって行うんです。皮膚をひっぱることによってシワを消します。つまり、なぜシワが深くなっているのかを考えて、根本的な構造を変える治療です。

 ただ、技術やセンスが必要なんです。前回も少し触れましたが、美容皮膚科は何か特別な免許があるわけではないので、お医者さんであれば、美容皮膚の治療はできてしまう。内科の先生が、次の日からヒアルロン酸注入ってできてしまうんですよ。でも、経験則やセンスが足りないと失敗。なんてことになりかねない。

だから、評判の良いところを選ぶ必要があります。信頼できるドクターをちゃんと選ぶのが大切です。ちゃんとした場所で治療を受ければ、男性は化粧をしないので、効果が直結するのでハマる人が多いんですよ。周りから若返ったねとか反応がもろに返ってくるので、ずっと続けたいという人が増えてきていますね」

東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ院長
今泉明子
MB82-003

医学博士・皮膚科専門医。シワの注入治療の認定指導医を務めるなど、肌のスペシャリストとして活躍、患者の40%が男性という美肌男子の駆け込みドクター。

 

男前度が上がったら記事をシェア!
Men’s BeautyのSNSはこちらからフォローできます