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うつぶせで腰をユラユラ揺らすだけで肩こり・頭痛・腰痛が軽減!?(2017.08.11)

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「●●するだけで病気が治る」といったタイトルの書籍は、これまで実にたくさん刊行されてきた。その中には、有効性に明らかに疑問符がつくものや、著者のクリニックの宣伝が主体になってしまっているものも確かにある。

しかし、それ以外の良心的な著作は、書いてあることを素直に実践すれば、それなりの効果は表れる。ここで問題になるのが、継続性。読者が「続ければ、効果はある」と信じてくれても、手順が複雑で時間を要するものだと結局、続かないのである。三日坊主で終わっては、最初から何もしないのと変わらない。

『痛みはうつぶせで治しなさい』(舟波真一、山岸茂則/小学館)では、うつぶせでごく軽い動きを続けるだけで、様々な慢性痛を改善できるという、長期継続のハードルがとても低いアプローチが提案されている。

https://www.shogakukan.co.jp/books/09388480

その理屈について説明する前に、やり方を紹介しよう。

(1) 敷布団やマットレスの上に、大きめの枕かクッションを置く。

(2) そこにうつぶせになる。枕の上に胸がくるようにする。両手は肩の上で折り曲げ、片方の手がもう片方の手の下になるように組む。顔は左側を向き、手の甲にあずける。両脚は肩幅くらいに開く。

(3) 腰を左右にユラユラと揺らす。1秒に1~2回のリズミカルなテンポで、2~3分続ける。

1回2~3分の「うつぶせユラユラ」運動を朝1回、晩1回の計2回行う。慣れてきたら、好きなだけ行ってかまわない。これだけで、肩こり、頭痛、腰痛といった生活習慣からくる痛みを軽減することができる。効果は、早ければその日のうち、遅くとも1週間続けると実感できるという。

本業が理学療法士の著者によれば、「うつぶせユラユラ」のねらいは、腹膜の腹圧を上げて、柔らかくハリのあるお腹をつくることにあるという。腹膜とは、腹部にある内臓を覆っている薄い膜組織のことで、この膜は腹圧によって内側からふくらんでいる。ところが、長時間のデスクワーク、心的ストレス、糖分過剰な食生活などによって腹膜は固くなり、結果的に腹圧は下がってしまう。

こうなると周辺の神経や血管は腹膜に圧迫されるとともに、身体は自動的にアウターマッスルを酷使して内臓位置を保持しようとする。こうして、意味もなく腰や肩に痛みを感じやすい体質になる。「うつぶせユラユラ」は、硬化した膜組織をほぐして、神経・血管を圧迫から解放し、腹圧をもとに戻すはたらきがある。これに伴い、慢性的な痛みが引いてゆくというのが、治癒のメカニズムである。

血行がよくなって冷え性が改善し、余分な力みが抜けて睡眠時の歯ぎしりも改善されるなど、副次的な効用もある。かかる時間と手間に対して、期待できる効果が大きいので、習慣化してみてはいかがだろうか。

文/鈴木拓也

老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

配信サイト:「Men’s Beauty」(小学館)
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