ニキビの悪化、紫外線が原因かも!?(2017.08.12)

皮膚科医の見解では「南国に住んでいる人のニキビ発生率は高いですね」とのこと。それは強力な紫外線が原因。ニキビは活性酸素によって悪化してしまうのだ。紫外線も活性酸素を発生させるので、浴びるとニキビの炎症がさらにひどくなる。

今さら聞けない“活性酸素”ってなんぞや?

ところで、巷でよく聞く“活性酸素”。なんか悪そうだな……ってことは知っていても、具体的にどんなものなのか、うやむやな貴兄も多いのでは?

というわけで、ここで簡単にレクチャーしよう。活性酸素とは、早い話が猛毒の酸素。紫外線や排ガス、タバコなどで、原子核(原子の中心をなすもの。原子とは物質の基本的構成単位で、最小の微粒子)の周りにあったペア電子のひとつが失われ、非常に不安定になったのが活性酸素だ。

この不安定な状態を安定させたくて、手当たり次第に近くの分子から電子を奪い取る暴挙に出る! これが酸化=サビるということ。美容的に“肌サビ”と呼ばれるものは、肌の酸化を示す言葉だ。

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皮脂分泌の多い男性こそ、UVカットでニキビを防げ!

活性酸素はニキビにだけ悪さをするわけではない。毛穴から出た皮脂が紫外線を浴びると、皮脂中のアクネ菌由来成分により、活性酸素の中でも悪影響の大きい“一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)”を発生させてしまう。女性より皮脂分泌の多い男性は、それだけ猛毒の酸素で肌が痛めつけられているのだ!

強い紫外線を浴びたときに発生する活性酸素は、抗酸化力の高い化粧品でも消去しきれないほどのダメージを与える。だから、男性こそUVカットは必須。しかし、UVカット剤の油分が毛穴を詰まらせて、ニキビを悪化させる場合も。一般的にSPF値の高いものは油分が多い傾向にある。SPF15~20くらいかオイルフリータイプを選ぶと、ニキビが悪化しにくくなるだろう。

UVカット剤を乳液やクリームで落とすというテもあり

さらに、忘れてはならないのがクレンジング(=メイク落とし)。UVカット剤はファンデーションと似たような構造を持つので、普通の洗顔だけでは落としきれない。落とせるタイプもあるが、まだ製品数が少ないのだ。かといって、男性がクレンジング剤を購入するのは、気恥ずかしいものがあるだろう。

そこで活用したいのが、手持ちの乳液やクリーム。油分が含まれているので、丁寧になじませるとUVカット剤が浮かび上がってくる。そして、コットン(なければティッシュでも可)を水に濡らして軽く絞り、顔全体を拭きとればOK。水で湿らせるのは、繊維の刺激を肌に与えないためだ。

その際、コットンは数枚必要になるので、クレンジング剤の方がラクだから、いつかは購入するのをオススメする。もちろん、その後は普通に洗顔してスッキリさせよう!

取材・文/美容ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研パブリッシング)がある。

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