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プリン体は関係なかった!?安心してビールを堪能するための最新痛風学(2017.08.11)

風が吹いても痛い……そんな激烈な痛みに例えられる病「痛風」。かつては中高年の男性に特有の病気として知られていたが、近年では10代や20代の若い世代でも発症することが珍しくないという。ビールにBBQが美味しい今の季節こそ注意が必要な痛風。ぜひ、その最新事情を皆さんにも知っていただきたい。

■そもそも通風はどんな病気?

痛風とは、尿酸が体内に溜まり、それによる関節炎で激しい痛みを引き起こす病気。現在では、正しい治療を受ければごく普通の健康的な生活が送れるようになったものの、治療せずに放置していると、関節の痛みを繰り返し、体のあちこちにポリープのようなコブが出来たり、腎臓が悪くなったりする。

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その原因のひとつと言われているのが尿酸。健康な人の体内では、1日に約600〜700mgの尿酸がつくられ、腎臓から毎日同じ量が排泄されることで、体内の尿酸量は一定に保たれている。

しかし、尿酸が作られすぎたり、うまく排泄されないと、体内に尿酸が増えすぎてしまう。すると白血球が、これを異物とみなして排除するために関節に炎症を起こし、それが「痛風発作」になるのだ。

■「痛風の原因はプリン体」はもう古い?!

痛風の予防法というと、長年の間プリン体の摂取を制限することだった。このプリン体、よく言われているビールや魚卵に多く含まれている。ゆえに夏場にはビール、冬場は白子やあん肝などに気をつけるよう注意喚起が行われていた。

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しかし、最近の研究によると、プリン体と痛風の発症にはあまり関連性がないことがわかった。

実は食べ物からプリン体を摂取しても、尿酸値に与える影響はわずかなのだ。尿酸値が一定水準を超えると尿酸が血液中に溶けきれなくなり、結晶化して固まる。

確かにプリン体は尿酸の材料なのだが、尿酸は結晶化しない限り痛風の痛みは生じない。つまり「痛風にプリン体がNG」という話は、もはや都市伝説なのである。

最新の痛風予防の方針は、尿酸値を下げることにある。要は、過剰に作られる尿酸を防ぐこと、尿酸の排出が妨げられないようにすることが痛風を防ぐ一番の近道なのである。次ページより、もっとも効果的な予防法を3つ紹介しよう。

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