「温める」と「冷やす」どっちが肌にいいの?(2017.09.05)

スキンケアには化粧水や乳液といった基本手順から、はちみつやオリーブオイルを肌に塗るという一風変わったものまで様々な手法がある。どの方法も一長一短があるが、全く逆の行為をしても、どちらも肌に良いと言われるスキンケア方法がある。それが肌を「冷やす」のと「温める」スキンケア方法だ。

d07ca884df01ad2722988e8cf2eb34e8_s

例えば、氷を肌に直接あてる氷美容法や、蒸しタオルなどで顔を温める美容法など、アプローチは全く違うのに、そのどちらも毛穴の引き締め効果や、血行促進効果があると言われている。一体、どちらの方法が肌にとって良いのか、その疑問を今泉明子先生に聞いてきた。

冷やすスキンケアの効果のほどは?

今泉「最近『クライオセラピー』と呼ばれる体を超低温で冷やす装置で行う美容法が流行していますね。血行を促進させ老廃物の排出を促すという触れ込みですが、実は医学的には根拠はありません。クライオセラピーの縮小版とも言える氷美容法も、一度血管を収縮させ、元に戻る際に血流を促進させるという考え方ですが、この発想自体に医学的根拠がないのです。

もう、皆さんお気づきでしょうが、冷やす美容法というのは医学的に見るとほとんど意味がありません。たしかに、美容に関する医療行為で”冷やす”施述は数多くあります。例えば、イボを取る際に液体窒素(-196度)を用いて綺麗に取り去る方法や、円形脱毛症で毛が抜けてしまった部分を冷やす治療法などです。いずれも、”細胞を殺す”ことを目的としています。細胞の活動を止めるために冷やすのであって、促進させる目的ではないんですね。」

1 2
男前度が上がったら記事をシェア!
Men’s BeautyのSNSはこちらからフォローできます