そのコリ、筋膜のよじれかも?「全身筋膜リリース」を実践しよう!(2017.09.07)

肩こりや猫背などの身体的なトラブルに効果が高いということで、最近よく聞くようになった「筋膜リリース」。今回は、「筋膜博士」として本メソッドの普及に力を入れている竹井仁教授(首都大学東京健康福祉学部)の『自分でできる! 筋膜リリースパーフェクトガイド筋膜リリース』(自由国民社)を下敷きに、筋膜リリースのイロハについて解説したい。

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●そもそも筋膜とは?

筋膜とは、皮膚の下にあって全身に張り巡らされた膜状の組織で、筋肉を包み込んだり、筋繊維の中に入り込んでいる。医学的に筋膜には5種類あって、皮下組織にあるのが浅筋膜、その直下にあり筋肉を覆っているのが深筋膜と、非常に薄い筋外膜となる。そして、筋組織の中の筋の束を包んでいるのが筋周膜で、筋繊維の一本一本を包むのが筋内膜である。

どの種類の筋膜も、伸縮性・弾力性に富むコラーゲン線維とエラスチン線維からできており、身体に加わった緊張をコントロールするという大事な役割を担っている。

●現代人に多い筋膜トラブル

乗り物や椅子に座りがちなライフスタイルを送る人が多くなり、携帯デバイスの普及もあいまって、猫背姿勢で偏った動作を繰り返す機会が激増している。これを続けていると、身体の一部に大きな負担が生じ、筋膜がよじれて、円滑に動けなくなる。そして、十分な筋力や柔軟性が発揮できなくなり、スポーツでけがをしやすくなったり、関節の周囲に痛みを感じたり、こりやむくみに悩まされるようになる。

●筋膜のトラブルを解決するのが筋膜リリース

筋膜リリースは、ストレッチ運動に似ているが、よじれてしまった筋膜をリリース(=「解きほぐす」)することに焦点を当てている点で全く異なる。ストレッチは、筋繊維を一定の方向へ引き延ばすが、筋膜リリースは、様々な方向へと緩やかに解きほぐすように伸長させる。

一か所のリリースには、90~180秒かける。リリース時の最初の約10秒間は、エラスチン線維が伸ばされる。その後は(コラーゲン線維の制限のため)伸びる感じが止まるが、これからが本当のリリースの始まりとなる。コラーゲン線維がリリースされることで、ねじれた筋膜が解放されてゆき、いろいろな不定愁訴が快方へと向かい始める。

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