ランニングフォームを整える準備運動2【吉田輝幸の男前トレ】(2017.09.14)

スポーツ前に行う準備運動というと軽いジョギングからのストレッチを思い浮かべるだろう。しかし、これ意味がないとまでは言わないが、あまり効果が期待できない。なぜなら、スポーツにはそれ特有の体の動きがあるため、一様に同じ準備運動をしているだけでは不十分、もしくは余計だからだ。

前回のランニング用ムーブメントプレパレーションは、股関節をほぐすものだったが、今回は肩甲骨周りの筋肉をほぐす運動を紹介していこう。

■肩をほぐすことで、腕のふりを改善する

吉田「走る前に準備運動をする際は、下半身を重点的にほぐすと思います。それはもちろん大事なことですが、下半身を機能を最大限に発揮するには上半身の動きが必要不可欠です。特に腕の振りが重要と聞いたことはないですか? 腕を振ることで、振り子のように下半身の動きを勢い付けられ、また楽な足運びを実現することができます。

この腕の振りを大きくとるためには、腕が後ろに下げる必要がありますが、肩周りの筋肉が硬ければ、腕の振りが甘くなるだけでなく、大きく振ろうとして上半身をひねって腕を後ろに下げようとしてしまいます。こうなると腰に負担がかかりますので、走ると腰が痛くなるというような悪循環に陥りかねません。

肩甲骨周りの筋肉がほぐせていれば、肩甲骨と骨盤の動きが連動します。右の肩甲骨を後ろに引けば、左の骨盤が前にでるといったように対角線上で繋がりますので、ストライドが大きくなり理想のフォームへと近づくことができるでしょう。それでは、肩甲骨をほぐすムーブメントプレパレーションをご紹介しましょう」

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吉田「まずは肩幅にスタンスをとり、腰を少しかがめます。この段階では、両腕はリラックスさせていてOKです」

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吉田「次に、両腕を前から大きく上に振り上げま耳の横あたりでキープします。腰をかがめた理由は、自分の腕の重みを感じるためです。ストレッチ効果とともに、トレーニングも同時に行えます」

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 吉田「今度は、肩甲骨を寄せていきます。先ほどの体勢から肘を下げていけば、自然と肩甲骨が寄っていきます。これを複数回繰り返してください。デスクワーク中に肩が重いときにも有効です。その場合は座ったままでもいいので試してみてください」

■動画で動きをチェック

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フィジカルトレーナー 吉田輝幸

1975年生まれ。国士舘大学体育学部卒業。大学卒業後に本格的にパーソナルトレーナーの道を進むため、渡米。帰国後はさまざまなスポーツ、ジャンルのアスリートのフィジカルトレーナーとして活躍。正しい身体の使い方、正しい動きによって最高のパフォーマンスを引き出す「吉田コアパフォーマンスメソッド」を提唱。現在は、トップアスリートやモデル、アーティストなどが通うトレーニングジム、「PCP」のフィジカルトレーナー&ディレクターを務める。また、多くのフィットネスクラブや専門学校でのパーソナルトレーナー養成やトレーニングマシーン開発補助、テレビや雑誌などさまざまなメディアでも活動している。

PCP
http://www.p-core-p.com/

配信サイト:「Men’s Beauty」(小学館)
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beauty-men.jp/

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