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睡眠時無呼吸症候群の改善に役立つ顎関節ストレッチ術(2017.09.14)

日本国内で、潜在患者が500万人いるといわれる、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)。「いびきの病気」と理解されることが多いが、これは単に、いびきがうるさいとか、日中眠くなる程度のものではない。夜間突然死や心不全という致命的な状況をもたらすこともあれば、質の悪い睡眠によって糖尿病、腎臓病、高血圧といった病気のリスクもある、甘く見てはいけない病である。

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「OSASは国民病」として、歯科医の立場からOSASの予防・治療に取り組んでいるのが、、池尻歯科医院(大阪市)の池尻良治院長。近著『いびきの新治療で心と体をリフレッシュ』(現代書林)では、OSASの予防・セルフケアに関する様々な情報を提供しており、一般向けの類書が少ない中、症状に心当たりがある人は必読の書となっている。

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本書では、「喫煙、飲酒、肥満などはOSASのリスクを著しく高める」といった、比較的知られている情報だけでなく、睡眠導入剤の悪影響、雑穀米・野菜ジュースのメリット(必須アミノ酸摂取や腸内環境整備)も挙げられており、得るものは大きい。そうした内容の詳細については、本書に譲るとして、今回の記事では、幾つかあるセルフケアのひとつ「池尻式顎関節伸長法」を紹介しよう。

■池尻式顎関節伸長法のやり方

1. 直立する、または背筋を伸ばして座る。
2. 顔を真上に向ける。同時に、ゆっくりと首を伸ばしつつ、顎を突き出す。
3. 下唇を、鼻につけるイメージで引きあげて、7秒キープ。
2~3を5回繰り返して1セットとする。1日のうちに3セット行う。

本稿では割愛するが、顎に焦点をあてたセルフケアに「池尻式顎関節唾液腺マッサージ法」というのもある。どちらも、顎の筋肉をほぐし、強化するのが目的。現代の日本人は下顎が未発達で小さい人が増えており、口内空間が狭くて舌が上気道へ押し込まれやすくなっている。必然的に気道がふさがれがちになって、OSASになりやすい。これを改善するのが、池尻院長オリジナルのメソッドである。

とまれ、自分がOSASであるかは、なかなか自己診断しにくく、パートナーに1回いびきを指摘されたからといって、即OSASにかかっているとは断定できない。ただ、よく寝たはずなのに疲れが残る、毎晩のようにいびきをするなど、思い当たるふしがあれば、医療機関で検査を受け、OSASと診断されたら専門医の治療とアドバイスに従うのがセオリー。セルフケアも、専門医の助言に応じて取り入れるようにすべきだろう。

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

【関連情報】
池尻歯科医院公式サイト http://www.ikejiri-dc.com/

配信サイト:「Men’s Beauty」(小学館)
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