睡眠満足度が高い人ほど人生への満足度も高い(2017.09.13)

■要因は「セロトニン」と「メラトニン」と「成長ホルモン」にあり?

調査結果では、睡眠満足度が高い人ほど、生活のさまざまな面でプラスに働き、人生への満足度が高い傾向が出た。その要因としては何が考えられるのだろうか? 三枝さんはこう語る。

「睡眠の満足度が高いということは、睡眠習慣、ひいては生活習慣が適切であることがうかがえます。朝の光をしっかり浴びて幸せホルモン『セロトニン』をたっぷり分泌。同時に夜の睡眠ホルモン『メラトニン』を15時間ほど後にセット。そうして夜しっかり眠れると、翌朝すっきり起きることができるため、プラスの働きが循環していくものと考えられます。

ちなみに眠りについた最初の3時間程度の間、集中的に『成長ホルモン』が分泌され、疲労回復、身体の成長や損傷の修復、免疫力の向上、代謝の促進など嬉しい効果を発揮してくれるといわれています。アンケート結果では、睡眠に満足していない人のうち、30.8%の人が抜け毛の症状があると答えていましたが、これも成長ホルモンに関係がありそうです。肌の調子についても同様で、長年悩んでいた手荒れが、睡眠習慣を改めることで治った例もあります」

■「他人と関わりたくない」なら改善策を

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そして、アンケート結果のうち、三枝さんは、特に次のことが気になったという。

「『他人と関わりたくない、会いたくない』と思っている方が多いのが気になりました。頻繁にあてはまる場合、心身が悲鳴をあげているのかもしれません。どうしても気を許せる人がいないと感じるときは、電話相談などの活用も検討してみてほしいと思います。

また、寝る前のスマホは目に光を受けてしまい、せっかくの睡眠ホルモン『メラトニン』を逃がしてしまうので、改善していきたいところです。すべてを一度に変える必要はありませんが、自分自身と相談しながら、よりよく生きるためのきっかけを発見してみましょう」

睡眠の状態は、生活、及び人生にまで影響を及ぼす。今、大きなネガティブにとらわれてしまっているのであれば、まず睡眠を見直してみることが、一つの大きな改善のきっかけになりそうだ。

監修/三枝 由紀子(みえだ ゆきこ)さん
睡眠健康指導士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、介護福祉士。睡眠は人生を左右することを痛感。相談では“ありのままに聴く”をベースに「現実の日常のなか、どうすれば?」を一緒に考える。クライアントが「これならできそう。やってみます」と笑顔になる瞬間が好き。

取材・文/石原亜香利(@DIME編集部)

※記事内のデータ等については取材時のものです。

配信サイト:「Men’s Beauty」(小学館)
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