自転車で南極大陸を走行した会社員に学ぶ体力づくりのテクニック(2017.09.25)

自転車で南極大陸を走行した会社員が教える「多忙な会社員でもできる体力づくりのテクニック」

デスバレーにて本人近影

「サラリーマン自転車旅行者」として知られ、2016年には自転車で南極点に到達した、神戸の企業に勤める大島義史氏(33)。鍛錬に十分な時間が確保できる、「ゆるい職場」に勤務しているかと思いきや、実際は激職で、どうやってトレーニングの時間を捻出するかに知恵を絞ったという。

そんな大島氏に、会社勤めで忙しくとも南極横断にチャレンジできる体力づくりのテクニックを直接うかがった。

テクニックその1:仕事とトレーニングは分けない
大島氏は、多忙な人ほど、「仕事とトレーニングを分けず、同時に行う」という考えを持つべきだという。

「あまり頭を使わないデスクワークのときは、空気椅子をするとか片手でダンベルエクササイズをするという感じで、何かしらトレーニングをします。さすがに、空気椅子は会社ではできませんが、家に仕事を持ち帰ったときはしますね。

外でランニングするときは、ランニングしながら仕事に関連したことをします。例えば、業務に必要な資格取得の勉強中なら、テキストの内容を録音してそれを聞きながら走ると、自宅や職場で机にかじりついて勉強する時間が節約できます。

家庭生活でも、育児は家内と一緒にするというのではなくて、どちらかの手が空いているときは、そちらに育児を任せてトレーニングをするなど、無理のない範囲で効率的に時間を捻出するようにします」

ふつうは、「日中の業務時間はきっちり仕事に集中し、早朝や退勤後にトレーニングに励む」という考えを持つものだが、これだとついつい億劫になってトレーニングをさぼりがちになるというデメリットがある。脳ミソに汗をかくような業務をしながら、全身に汗をかくようなトレーニングは無理かもしないが、そうでない業務のときは、工夫してトレーニングを同時並行でやることを大島氏は、大いにすすめる。

テクニックその2:無駄な時間は徹底的になくす
大島氏は、明らかに無駄にしている時間があれば、それをなくすよう努めることが大事だとアドバイスする。

「ふだんの通勤電車でも漫然と過ごすのではなくて、この時間を生かして仕事ができないかと考えるとよいです。混雑した電車の中でも、プレゼンの内容を考えるなど思考的な作業は済ませてしまえば、出勤後の仕事が減り、トレーニングの時間の確保につながります」

ただ、すき間時間を埋めて全てを仕事やトレーニングに充てるだけでは、消耗してしまう。そこでちょっと疲れている時の空き時間にすすめているのが、ごく短い睡眠とマインドフルネス。

「5分だけうたた寝する、ごく短いパワーナップとか、今はやりのマインドフルネスを短時間行うのは、心身のリフレッシュに効き目があります」

また、大島氏は、極地の自転車走行に挑戦するにあたって、フィットネスクラブに通ってトレーナーをつけてスペシャルメニューをこなすといった、特別なことはしていない。これにも理由がある。

「すぐ近所にあれば別ですが、フィットネスクラブに通う時間がもったいないと思います。フィットネスクラブに大きなメリットを確信していなければ、通う時間で何ができるかを考えてみましょう」

そして、大島氏は、フィットネスクラブは行かずに必要なトレーニングをこなすことは可能だとする。

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