超効率的な肉体改造を目指す「ハリウッド式ワークアウト」とは?(2017.10.12)

さらにそのフィードバック情報を、脳はまた受け取っている。運動によって筋肉にストレスがかかると、より強くなる必要があると脳が判断して、タンパク質の再合成効率も変わってくるのだ。つまり、筋肉が大きくなるかどうかは脳の働きがあってこそというわけである。

また、狩猟民族のように瞬発力が発揮できるメリハリのきいた美ボディになるためには、だらだらと有酸素運動をするのはもってのほか。鍛えるべきは、持久力に優れた「遅筋」ではなく、瞬発力に優れた「速筋」だという。これは最近流行りの有酸素運動よりも、無酸素運動でこそ鍛えられるものだ。

無酸素運動によってしっかり速筋が鍛えられれば、それによって基礎代謝も増え、体のシェイプアップにもつながる。「ただ食べないでやせるだけ」のダイエット法では体のメリハリを得ることはできず、かっこいい体とほど遠い。そればかりか、基礎代謝が減ってやせにくい体を作ってしまう危険さえあると北島氏は指摘する。

そして、一気に全身を鍛えようとするのもNGだという。筋肉をつけるためには、理想の体をイメージしながら必要な場所を一つずつ鍛えていく必要がある。あちこち同時に筋トレをしても、心臓に過度の負担がかからないように筋肉の成長に制御がかけられ、効果が出にくいのだとか。また、筋肉を鍛えた後には十分な休息も必要となる。毎日の筋トレはタブーだ。

今すぐやめるべき習慣とは?

北島氏が「今すぐやめるべき習慣」だと指摘することを、いくつかピックアップしてみよう。

・週3日以上運動する
・一度に複数の部位を鍛える
・1回に30分以上運動する
・ゆっくり正しいフォームで行うことを心がけている
・楽しく会話しながら運動している
・ジムでマシンに着いたらすぐ運動を始める

「え、だめなの?!」という習慣が多いのではないだろうか。北島氏が提唱する脳と身体のコネクトメソッドをまとめた著書『ハリウッド式 THE WORKOUT』(ワニブックス)では、そうした従来の非効率的なトレーニング法はことごとくバッサリ。仕事に追われるトップビジネスマンの貴重な時間を無駄にしないばかりか、リフレッシュにすらなる超効率的な体づくりを目指す方法が紹介されている。

「短時間で効果があるなら、明日から筋トレはじめるか!」と思ったら。まずは鍛えるべき筋肉を1か所に絞り、脳をその筋肉に集中させることから始めてみてはいかがだろうか。

かっこいい体になりたいなら、手っ取り早くスタイルが良く見せられる胸筋から鍛えるのがおすすめだとか。筋肉が育つためには、週に1日か2日の筋トレで十分。むしろしっかり筋肉を休ませることが肝心だという。

最後にもう一つだけ。欧米人のような狩猟民族型のかっこいいメリハリ美ボディになるために、北島氏のメソッドでは「姿勢」も重要なポイントになっている。日本人はかかとに重心がかかって猫背になっている人が多く、そのまま筋トレをしてしまうと変な筋肉の付き方になるのだとか。

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悪い姿勢の例。ひどく猫背になっている。また、前傾していなければいけない骨盤が後ろに傾いている。つま先にあるべき体重も、かかとにかかってしまっている。

普段から「つま先の親指側」に重心を持っていくことを心がけ、猫背を正しておこう。お尻を後ろ斜め上から糸で引っ張られているような感覚でくいっと上げると、骨盤がきれいに前傾して姿勢が正せるという。まずはそこから意識して、ぜひ実践してもらいたい。

さらに詳しい超効率的なハリウッド式ワークアウトの方法は、こちらでチェックを。肉体とともにメンタルまでブラッシュアップできるビジネスマン必携の一冊だ。

THEWORKOUT帯あり
北島達也著『ハリウッド式 THE WORKOUT』(ワニブックス)

取材・文/中西未紀

記事内のデータ等については取材時のものです。

配信サイト:「Men’s Beauty」(小学館)
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