自律神経の働きが乱れる理由(2017.11.13)

「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」は、公式サイト『ウェルラボ』(http://www.well-lab.jp/)にて、自律神経について新たなコンテンツを発表したので紹介していこう。

今、健康キーワードとして注目されている「自律神経」。そもそも、自律神経はどんな働きをしていて、「自律神経が整っている」とはどういう状態なのだろうか。自律神経研究の第一人者・小林弘幸教授にイチから教えてもらった。

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■自律神経とは

運動神経などとは違って自分の意思でコントロールできず、自律して機能することから「自律神経」と名付けられた。そのおもな役割は、生命活動を支えること。具体的には、次のような働きがある。

・心臓の動きを調整する
・発汗を促して体温を調整する
・血管を広げたり、収縮させたりして血圧や体温を調整する
・胃腸の働きをコントロールする

■交感神経と副交感神経

自律神経には、身体や頭がアクティブに働くときに優位になる「交感神経」と、身体や心がリラックスしているときや睡眠中に優位になる「副交感神経」がある。

自動車にたとえるなら、興奮や活動を促す交感神経はアクセル、リラックスや安定を促す副交感神経はブレーキ。交感神経と副交感神経の働きを1日の流れで考えてみると、朝、目覚めてから日中に活動しているときは、交感神経が優位な“アクティブモード”に。

夕方ごろからは徐々に副交感神経が優位な“リラックスモード”になる。また、眠っているときは副交感神経が活発に働き、身体を休めながら、翌日にアクティブに働く準備をするのだ。

■自律神経の働きはなぜ乱れる?

車と同様、人間もアクセルとブレーキがよく働いているのが理想の状態。しかし、その機能はストレスや加齢によって低下することがある。

・ストレスと交感神経
ストレスが加わると、身体や頭はそれに対抗しようと、交感神経が優位なアクティブモードを加速させる。ストレスが強かったり、アクティブモードが長続きしたりすると、交感神経の働きが過剰になってしまう。すると、夜になっても副交感神経が優位になりきれず、疲れがとれない、手足が冷えたり筋肉がこる、胃腸の働きが悪くなるなどの影響があらわれる。

・加齢と副交感神経
加齢も自律神経の働きを乱す要因のひとつ。とくに副交感神経の働きは、男女ともに、30代以降からガクッと低下する(グラフ(3))。現代人にとって、過剰になりがちな交感神経の働きを抑え、副交感神経を優位に導くことが、「自律神経の機能を高める」ことにつながるのだ。

グラフ(3)

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出典:「つけて深睡眠 疲れとり首ウォーマー」(2012)/小林弘幸

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