効率的な準備運動メソッド《ムーブメントプレパレーション》【吉田輝幸の男前トレ】(2017.11.24)

運動の前に準備運動をしてカラダを温める。これに異論を唱える人は居ないだろう。

しかし、体育の時間に行ったような、ごく一般的なストレッチが、実は効果が薄いと知ったらどうだろうか?

今現在、日本、海外問わずトップアスリートたちは、屈伸運動や開脚、アキレス腱伸ばしといった、いわゆるストレッチをほとんど取り入れていない。

意味がないわけではないが、もっと効率的な運動が常識となりつつあるからだ。

それが『ムーブメントプレパレーション』。今回は、PCP代表・吉田輝幸トレーナーにその極意を伝授してもらう。

■トップアスリートが取り入れる準備運動の最新メソッド

吉田「『ムーブメントプレパレーション』は、直訳すると準備運動のことです。しかし、普段皆さんが行っているストレッチとは違い、かなりトレーニングの要素が含まれてきます。

普段のストレッチを静的ストレッチとするならば、ムーブメントプレパレーションは動的ストレッチと言い換えられるでしょう。

ブンデスリーガやNBA選手、プロゴルファーといったトップアスリートたちにとっては、準備運動となりますが、一般の方にとってはこれだけでも運動になりえます。しかし、これがカラダを動かすうえでとても重要になります。

詳しくは次の機会にご説明しますので、まずは実際にトライしてみましょう。」

■ハンドウォーク

吉田「ハンドウォークは、ふくらはぎとももの裏側を伸ばす動きです。と同時に、ももの前側と体幹の筋力強化も見込めます。

筋肉は必ず、縮んで力を発揮している箇所の反対側が伸びているという性質があります。

試しに腕に力こぶを作ってみてください。こぶと反対側の筋肉を触ると伸びている状態なのがわかります。

ムーブメントプレパレーションはこの性質を利用した動きです。

伸ばしたい箇所の反対側にあえて力を入れることで、より筋肉の柔軟性を高めるという基本理念に成り立っています。

つまり、ストレッチと同時に、軽い筋力トレーニングを行っていることになるので、一石二鳥の動きと言えるでしょう。

それでは、ハンドウォークの動きの説明です。」

1、直立して準備。

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 2、そのまま床に手をつけます。つかない場合は少し膝を曲げてOKですが、なるべくひざを伸ばすように意識してください。

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 3、そのままついた手を片方ずつ前に持っていきます。手で歩くイメージですので、ハンドウォークです。

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 4、なるべくヒザを伸ばした状態で、どんどん前に進みます。このとき、ふくらはぎはとももの後ろ側はストレッチされていますが、前側は縮んでトレーニングになっています。

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 5、プランク(腕立て伏せ)の姿勢くらいまでになったらストップし、今度は脚を手に近づけていきます。プランクの姿勢のまま少しキープすれば、体幹のトレーニングにもなります。

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 6、脚を手に近づけるときも、なるべくひざを伸ばすイメージで進んでいきます。

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7、もも裏とふくらはぎの伸びを感じながら、再び「2」の姿勢に近づけます。

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8、直立の姿勢に戻り、1〜7を繰り返します。

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吉田「カラダが硬い人は、だいたい伸ばす箇所とは関係のない筋肉に力が入っている人が多く、うまくストレッチできていません。

しかし、ハンドウォークは動きの中で筋肉を伸ばしていくので、何回か行っているうちにひざをそれほど曲げなくても行えるようになります。」

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