2017年に実用化された新育毛治療「ヘアフィラー療法」とは?(2017.11.25)

2017年に実用化された新育毛治療「ヘアフィラー療法」

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育毛法の歴史は古代エジプトにまでさかのぼるというが、医学界お墨付きで万人向けの治療法が出始めたのは、それから3000年以上も経った21世紀に入ってから。

薄毛が気になっている人の多くは、ミノキシジルやプロペシア(フィナステリド)のお世話になっていることだろう。

さて、ここにきて、薬剤とは全く異なるアプローチとなる「再生医療技術」による薄毛治療が現実味をおびている。

例えば、資生堂や京セラが、毛包の中の毛球部毛根鞘細胞や毛乳頭細胞を培養増殖させたものを、薄毛部位に注入して、発毛を促す治療法を研究している。

こうした治療法は、初期費用はそれなりにかかるかもしれないが、薬剤のようにずっと続ける必要がなく、副作用もなくて、効果は半永久的という大きなメリットがある。

こうした毛髪の再生医療技術は、数年後の実用化が期待されているという。

しかし、いま薄毛に悩む人にとって、数年先はあまりにも遠い未来に感じられる。

そんな方々に救世主になり得るのが、今回紹介する「ヘアフィラー療法」。2017年に実用化された、できたての治療法である。

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これは、あらなみクリニックの荒浪暁彦総院長が、著書『最強! の毛髪再生医療 – 豊かな髪と再び出会える本 -』(ワニブックス)で紹介している治療法で、「現在、最も効果のある最新医療」だとしている。

そのヘアフィラー療法だが、どのような仕組みで発毛を促すのだろうか?

ヘアフィラー療法の作用メカニズム

基本的には、数種の「機能性ペプチド」を毛母細胞に注射して、発毛を促すというもの。

機能性ペプチドとは、特定の細胞に指令を与える役割を持った、複数のアミノ酸からなる物質。

ヘアフィラー療法では、オリゴペプチド、デカペプチド、オクタペプチドの3種類が使われる。

これらには、頭皮の血流改善、頭皮細胞の発毛刺激、発毛抑制因子(DKK1)の減少、毛乳頭形成促進といった効果がある。

ヘアフィラー療法の実施方法

頭皮に機能性ペプチドを注射するので、まずクリーム麻酔を行う。

まんべんなく機能性ペプチドが行きわたるよう、特殊技術で何百箇所も打ってゆく。

痛みはほぼ伴わず、約15分で終了する。施療当日は帰宅後、飲酒や洗髪は控える(6時間経ったら「湯シャン」はOK)。

その後の1週間は、毛染め・パーマは不可となる。

2~4週間ごとに施術を受け、4回行ったところで終了となる。

その時の状態により、半年から1年のスパンで追加注入が必要となる。

ヘアフィラー療法の効果

下の写真を見てほしい。4回の注射が終わる約2か月後には、目に見える発毛効果が実感できている。

AGA(男性型脱毛症)だけでなく、円形脱毛症や女性の脱毛症にも効果がある。

注射の効き目の「経年劣化」はどうしてもあるが、維持施術が必要な場合、1年に1~2回の注射を行う。

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ヘアフィラー療法の治療効果例

荒浪総院長は、「私が試したハーグ療法等、様々な毛髪再生因子注射の中では最も効果を実感しています」と太鼓判を押す。

今までの育毛法が、どうも芳しくないと感じたら、ヘアフィラー療法を受けてみてはいかがだろうか。

監修/荒浪暁彦(『あらなみクリニック』公式サイトはこちら

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

配信サイト:「Men’s Beauty」(小学館)
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