温泉ソムリエに聞く冬の入浴剤選び(2018.01.12)

■温泉通も期待!今、選ぶべき入浴剤は?

しかし、実際、売り場にあふれる入浴剤の種類は実に豊富。

目移りしてしまうのが正直なところだ。そこで、今おすすめの入浴剤を温泉ソムリエ家元で、入浴のエキスパートでもある遠間和広さんに聞いてみた。

「今、温泉ソムリエ家元としておすすめしているのは、“炭酸ガス系入浴剤”です。

温泉の泉質の中で一番数が少ないのが“二酸化炭素泉”で、大変希少なのです。

しかも、多くの泉質は科学的には効果がはっきりとは確認しくにくい中で、二酸化炭素泉は血管拡張効果がはっきり認められ、“血行促進効果”が高いことが分かっています。

ただ、自宅のお風呂を温泉の泉質でいうところの“二酸化炭素泉”の炭酸ガス濃度と同等にしようとすると、炭酸ガス系入浴剤を10個以上入れなければなりません。

やはり炭酸ガスの力としては、鮮度の良い二酸化炭素泉には敵わないのです。

そこで今後、期待しているのが“ギリギリまで炭酸ガス濃度を高めた炭酸ガス入浴剤”の登場です。

すでに“高濃度炭酸ガス入浴剤”は存在しますが、その濃度をどこまで高められるかというところには注目ですね」(遠間さん)

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続く寒さで冷えに悩む人にとっては、血行促進効果の見込める「炭酸ガス系」の高濃度なものは、やはり期待が高まる。そして、遠間さんによれば、もう一種類、おすすめの入浴剤の種類があるという。

「温泉通として、もう一つ期待しているのは“硫黄泉”の温泉に、より近い入浴剤ですね。

硫黄を入浴剤に入れられる量は限られているので、硫黄泉のような刺激的な入浴剤はほとんどありません。

天然の硫黄を含んだ岩塩を主成分にするなど、規制の範囲内で作ることはできるかと思います。

今後は、硫黄の個性がはっきり出る入浴剤の登場に期待しています」(遠間さん)

現在も、すでにさまざまな入浴剤が開発され、売り出されているが、今後は、自宅の湯船が、効果・効能の高い温泉により一層、近づく潮流があるようだ。

ぜひ入浴剤を活用して、毎日の入浴を健康効果を得ると共に楽しもう。

遠間和広(とおま・かずひろ)さん
温泉ソムリエ協会の家元。温泉ソムリエ認定者は2016年に1万人を突破。http://www.onsen-s.com/

取材・文/石原亜香利(@DIME編集部)

記事内のデータ等については取材時のものです。

配信サイト:「Men’s Beauty」(小学館)
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