ハンマー投げ金メダリスト・室伏広治氏考案「ハンマロビクス」とは?(2018.06.07)

ハンマー投げ金メダリストが編み出した、三日坊主で終わらない「室伏流エクササイズ」

室伏高治ハンマロビクス01

飽きっぽくて続かない人を意味する「三日坊主」。

せっかく年会費を払ってジムに入会したのに、すぐに行かなくなったり、早朝ランニングを決心したのに、何かと理由をつけてはさぼったりと、われわれ普通の人間は、ことエクササイズついては三日坊主に終わりがちだ。

しかし、意外にも三日坊主を前向きにとらえている元アスリートがいる。

アテネオリンピックで金メダルを受賞するなど、幾多の栄光に輝く元ハンマー投げ選手で、現在は東京医科歯科大学に籍を置く室伏広治教授だ。

室伏教授は、「三日坊主というのは、実は、考えようによっては、悪いことだとは限りません。

むしろ『三日もできたら、たいしたものだ』とさえ言えます」と、著書『ゾーンの入り方』(集英社)で言ってのける。

室伏高治ハンマロビクス01

さらに、「まるで三日坊主のように、三日やったらまた三日別のことをやり、そしてまた三日と、次々と新しい三日間を行うということも大切な方法ではないでしょうか」と唱える。

当たり前の話だが、ハンマー投げの鍛錬を3日やって後は遊んでいたら、到底オリンピック出場など望めないし、パフォーマンス向上の大原則「漸進性」と「反復性」も無視することになる。

そこで、室伏教授が選手時代に編み出したトレーニング法が「ハンマロビクス」。

単純な反復運動を繰り返す従来のやり方でなく、不規則な動きをあえて取り入れ、常に体を慣れさせないようにするというのが基本コンセプト。

具体的には、バーベルにワイヤー付きのハンマーをぶら下げて、中腰のまま左右のハンマーを揺らしたり、岩、木、ゴムなど不規則な形のモノを使って筋トレをしたという。

これによって、三日坊主の主因となる「飽き」を防ぎ、眠っている身体機能を活性化させることにもつながったという。

室伏教授は、「現役を引退してからは、デスクワークや会議が多い生活になりました」と言うものの、飽きないよう工夫をしながら、効率的に身体を鍛えようとする姿勢は、なおも健在。

『ゾーンの入り方』では、そうした室伏流のエクササイズが掲載されている。

その中の2つを紹介しよう。

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