テレワーク環境下において管理職が不安に感じていること(2020.05.08)

テレワーク管理職

リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤島敬太郎)組織行動研究所は、従業員規模300名以上の企業に勤務する一般社員2040名、管理職618名に「テレワーク緊急実態調査」を実施。

「テレワーク環境下において、管理職が不安に感じていること・逆に機会と感じていること」「テレワーク環境下でビジネスパーソンに必要なスキルと」といった問題点を、同社・組織行動研究所主任研究員・藤澤理恵氏の分析と併せて明らかにした。

今回は、その概要をお伝えしよう。

テレワーク環境下において管理職層が感じる「不安」と「機会」

管理職層は、テレワーク下のマネジメントにどのような「不安」を抱き、同時に「機会」を見出しているのか、また、実際に経験してみると解消される不安や発見される機会について、何らかのテレワークの経験がある管理職と、経験のない管理職に分けて集計したところ、以下が明らかになった。

テレワーク管理職

不安
・半数以上の管理職が、「部下がさぼっていないか心配である」と考えている。
・未経験者の方がより不安を感じているのは、「部下に必要なときに業務指示を出したり、指導をしたりしづらい」「チームビルディングができない」ことで、経験者でも6割以上が不安に感じている。
・経験者の方がより不安を感じているのは、「部下の心身の健康の悪化の兆候を見逃してしまうこと」で、
7割近くの管理職が不安に感じている。

機会
・テレワークを「部下が自己管理の習慣をつける」「部下が無駄な業務を減らす」「部下が生産性を高める」「部下がワーク・ライフ・バランスを改善する」「管理職がマネジメント能力を高める」いい機会だととらえる割合は、いずれも経験者において大きく高まる。

テレワーク運用がもたらす効用と課題

テレワーク管理職

効用
・管理職、一般社員ともに、テレワーク経験者の半数以上が「生産性が向上し、業績にプラスの効果があると思う」「仕事へのやる気が高まると思う」と回答しており、未経験者と比較すると13.5ポイントの差が見られた。
・管理職、一般社員ともに、テレワーク経験者の約4~5割が「会社への愛着が増すと思う」と回答した。

課題
・テレワーク経験者の約6割が課題に感じていることは、「テレワークを利用できる人と利用できない人の分断」「ツールへの習熟度の違いによる足並みのばらつき」。
・テレワーク経験のある管理職の約6割は、「管理職の負荷が高すぎて、業務遂行に支障がある」と感じている。

温かく明快なコミュニケーションで、誰も孤立させないテレワークを

リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所
主任研究員 藤澤理恵 氏

テレワークでも、オフィスワークと変わらないか、より高い生産性で仕事ができる人が多くいることがわかりました。心身の健康や個人的な生活の充実は、働く個人から切り離せない側面であるという、人間的な実感を得た人もいるのではないでしょうか。

他方で、テレワークでは、仕事上での人とのつながりが希薄になりがちです。具体的には、不安や孤独を感じたり、ちょっとしたアイディアや相談など創造的な活動につながる行動や、お互いの仕事を気にかけて助け合ったりする行動が減少する懸念があります。

テレワークは、いずれ定着期を迎えます。その時までに、私たちの「働き方」も“アップデート”しなければなりません。一つには、意図しない孤立を防ぐ工夫が必要です。例えば、会議の最初に雑談の時間を設けるとか、一日の最初に業務の見通しを確認し合うなど、小さな工夫も有効でしょう。

これまでは、オフィスに集まる姿や人の表情によって「見えて」いた「つながり」は、意識して「つなぐ」ものに変わります。
また、通勤やオフィスの人目が促していた、個人作業と他者支援、集中と休憩の切り替えといった「自律」を、自らデザインし、実行するスキルも必要になります。

関連情報

https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000000846/

 

その他の情報はこちら!

 

 

男前度が上がったら記事をシェア!
Men’s BeautyのSNSはこちらからフォローできます