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健康体を目指すために再注目のサプリ。薬学博士に正しい飲み合わせなどを訊いてみた!(2020.05.05)

サプリメント正しい飲み合わせ

薬学博士が指摘するサプリ摂取に関する注意点とは

新型コロナウイルスの終息は未だ見えず……。感染予防のため3密を避ける他に、日頃の不摂生を正し、健康体を目指さなければ! と人々の意識はそちらに向かっている。

そこで、再注目されているのがサプリメントだ。

しかし、持病があって薬を服用していたら、サプリを摂ってもいいのか? 錠剤や粉末など、形状によって効果に差はあるのか? アメリカ製のサプリは日本人に合う? ダイエットサプリは本当に効くの? 等々の不安は尽きない……。

そこで、大学教授の薬学博士にサプリ摂取に関する注意点を教えていただいた。

自己判断で選ぶことの多いサプリメントだが、本気で効果を上げたいなら、薬学博士の意見を参考にして購入してみるといいだろう。

サプリメントの飲み合わせは、大きく2つに分けて考える必要がある

Q1 サプリの飲み合わせの良い・悪いはありますか?

A1 薬学博士「サプリメントの飲み合わせというのは、大きく2つに分けて考える必要があります。

まずひとつめは、医薬品との飲み合わせの問題。例えば、血圧降下薬のカルシウム拮抗薬は、フラボン系(柑橘類)のサプリメントとの併用で、効果を増強するという相互作用を示します。

また、うつ病に効果的といわれるセントジョンズワート(セイヨウオトギリソウ)というハーブは、気管支拡張薬など多くの医薬品の効果を変調させ、思わぬ副作用を示します。

ビタミンサプリも大きな危険をはらんでいますね。

ビタミンK等を多く含むサプリメントを服用していると、血液凝固を遅延するお薬(循環器疾患等で)との相互作用で、血液が固まりやすくなることも。

このように、持病をお持ちの方、あるいは体調を崩し、治療のためにお薬を服用しなければならない状況になったときには、サプリメントの継続は危険因子を多く含みます。

医師や薬剤師に状況を説明し、継続の可否を確認してください。

特に、薬物相互作用については、薬剤師の方が詳しいので、薬局等で症状と服用しているサプリメントを説明し、指導を受けることをオススメします。

サプリメントアドバイザー等は、医薬品に関しての知識がそれほど豊富ではないので、相談されることはオススメできません。

もうひとつは、サプリメント同士の飲み合わせですね。現在販売されているサプリメントは、単一成分ということは稀で、色々と複合されていると思います。

複数のサプリメントを服用される方が大半だと思いますので、共通する複合成分があると、1日の服用量が極端に増加してしまう危険性が。

この場合も、ドラッグストア等で薬剤師に相談してみるといいでしょう」

考慮すべきは外国人と日本人の体格差

Q2 アメリカには多くのサプリが溢れていますが、含有量が日本製より多いと思います。FDA(米国食品医薬品局)の承認済みと書いてあれば、摂取しても大丈夫でしょうか?

A2 薬学博士「ご存じのように、欧米人と日本人の体格には大きな違いがあります。いちばん重要なことは、成人体重が明らかに違うこと。

日本人であれば、20~50歳くらいの男性の身長は約170㎝、体重60kg代半ばから後半。女性は身長約158㎝、体重は50kgくらい。

米国人男性の身長は約180㎝、体重85kgくらい。女性の身長は約165㎝、体重75kgくらいのはず。

サプリメントの含有量の多さは、この体格の違いが前提にあります。よく見ると、日本女性より、米国人女性は50%近く体が重いですね。男性も似たり寄ったりです。

基本的にFDAが許認可した成分に関しては、安全性の担保は取れていると思って差し支えありません。逆に、日本のほうがルーズな事もあります。

ただし、投与量(摂取量)ですが、これについては、体重があまりにも違うので、考慮したほうがよいと思います」

同じ成分でもサプリの形状で吸収に差はあるのか?

Q3 ダブレット・ソフトカプセル・パウダー・液体など、同じ成分でもサプリの形状で吸収に差はありますか?

A3 薬学博士「現在、サプリメントの製剤技術は、医薬品の技術をフィードバックして使っております。

従って、打錠機(錠剤をつくるためのプレス機)、カプセル基材、粉体製造、液体製剤の安定化など、わざわざサプリメント用に開発するということは、まったくありません。

かえってコストがかかりますし、開発の手間が必要になりますし。

医薬品において確立された技術を踏襲(とうしゅう/それまでのやり方をそのまま受け継ぐこと)しているだけですから、錠剤を飲んだら、そのまま便から出てきた、などということはありません。

その意味では、医薬品の製剤形状とサプリメントの製剤形状が同じもの同士は、性能は同じと考えて構いません。

そもそもサプリメントは、即効性を期待するモノではありません。食べ物に例えると、食事してから12時間後くらいに、便として食物の残渣(ざんさ/濾過した後に残ったカス)が排泄されます。

ということは、腸内の停留時間が12時間近くあるということ。即効性を期待しない訳ですから、錠剤と液体に吸収速度の差があっても、大した差にはなりえません」

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