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デジタルデバイスのブルーライトを浴びると肌は老化する!?(2020.05.11)

一日あたりのメディア総接触時間が過去最高の411.6分を記録

博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所 「メディア定点調査2019」によれば、生活者の一日あたりのメディア総接触時間が過去最高の411.6分を記録。

ブルーライト肌老化

また2020年はコロナウイルスの影響により、企業においてはテレワーク、学校では生徒へのオンライン授業の実施などにより、より多くの人が長時間デジタルデバイスを使用するようになった。

実際、NTTコミュニケーションズが発表した調査によると、4月6~10日の平日5日間の日中通信量は、自宅でパソコンを使う勤務や動画配信サイト視聴の拡大を背景に、2月中旬までと比べ最大40%増加。モバイルシフトが加速する中で、テレワークも長期化し、デジタルデバイスへの接触時間が相まって増加していることがわかる。

ブルーライトのような短い波長の可視光線でも肌老化が進行

そんなデジタルデバイスの中でも最も身近な存在であるスマホ。その画面が発するブルーライトが及ぼす健康面への影響が懸念されている。

と言うのも、昼夜を問わず画面を見続ける、すなわちブルーライトを浴びていると体内時計(サーカディアンリズム)に乱れが生じるというからだ。優れた抗酸化成分としても知られている睡眠ホルモン、メラトニンの分泌を抑制するという指摘もある。

メラトニンの抑制はアンチエイジングの妨げになるほか、生活習慣病のリスクが上がったり、その結果メタボも引き起こすことも考えられる。メラトニンは加齢とともに減少するため、スマホを手放さない現代人は、さらにその減少に拍車をかける生活をしているとも言える。

さらに近年の研究では、ブルーライトが「肌老化」へも影響があることがわかってきた。日焼けして肌にシミを作るのは紫外線だと思っている人が多いかもしれないが、実は紫外線だけではなく典型的な日本人の肌質では、ブルーライトのような短い波長の可視光線も、日焼けのように赤みを起こして色素沈着が起こるという。

ということはスマホを長時間使用する若い女性は、スマホが発するブルーライトによって肌にシミが出てしまう、いわゆる「スマホ焼け」が起きるかもしれないのだ。

ブルーライト肌老化

この件に関して眼科専門医で、 医療法人社団康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾 理事長の林田康隆先生は、次のようにアドバイスする。

かねてから注目されているデジタルデバイスから発せられる「ブルーライト」による肌への影響。2010年に発表された論文では、色の濃い肌色(IV〜VI)に属するアジア人の肌は、色の薄い肌色(スキンタイプII)に属す白人の肌より、ブルーライトを含む可視光線でも色素沈着が起こることが報告されています。また、2015年の別の論文では、ブルーライトが皮膚の抗酸化成分であるカルテノイド量を減らし、活性酸素量を増やすことで、皮膚の老化を促進すると報告しています。とりわけ若い女性が長時間向き合っているスマホですが、美肌を目指す女性にとっては「スマホによる日焼け」は要注意。実験ではかなり強い光を使用しているのですぐには心配ないですが、何かしらの対策が必要です。

林田康隆 先生
眼科専門医。「医療法人社団康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾」理事長。
過去、大阪大学大学院医学系研究科および米国フロリダ州マイアミ・オキュラーサーフェスセンターにて眼表面および間葉系細胞の幹細胞研究に携わり、実際の細胞培養の経験まである再生医療のスペシャリスト。現在は、主に大阪で難治性白内障手術や網膜硝子体手術等に取り組む傍ら、眼科の領域にとどまらず、東京では肌再生療法や脂肪幹細胞療法、免疫療法も手掛ける。

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