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抵抗力改善の期待!専門家が勧める〝暑い夏に敢えて食べたい〟メニュー(2020.06.14)

猛暑が予想される今年は「夏冷え」に要注意

夏冷え免疫力きのこ鍋奴久妻智代子

withコロナ時代を迎え、私たちの生活は大きく様変わりした。次第に外出自粛が解消され始めてはいるが、これまでとは違う日々が、まだしばらくは続くはず。そんな中、在宅勤務で通勤しないために、歩くことが極端に少なくなっている人も多いことだろう。

このような運動不足により血の巡りが悪くなることで、身体にはさまざまなトラブルも起こりかねない。

これから迎える暑い季節で、さらに気を付けたいのが「夏冷え」。もともと血の巡りが悪い身体になっているのに加えて、「冷え」に拍車をかけるような生活を送り続けていると、免疫力の低下にもつながると言われているからだ。

特に今年の夏は猛暑が予想されている。実際、気象庁の「3カ月展望」(5月22日発表)によると今年の夏の気温は平年より0.5~1.5度高く、昨年より0.5~1度高いと予想。よって例年以上に、冷房の部屋に居続けたり、冷たいものを食べがちな生活になったりした結果、「夏冷え」を助長する可能性がある。

身体を温めることで免疫力向上が期待できる

一方、身体を温めることによって免疫力が高まるということは医学的にも根拠があるという。

温熱療法の専門家の奴久妻智代子(ぬくづま ちよこ)先生は、次のように話す。

「35度に比べて37度、38度、39度と体温が上がるほど、リンパ球ががん細胞やウイルス感染細胞を攻撃する力が高まります。このリンパ球の質的変化には、体温上昇により産生されたヒートショックプロテイン(HSP)の働きも関係しています。

量的変化に関しては、ぬるめの湯温での入浴によって適度に身体が温まり、副交感神経が優位になると、副交感神経の支配を受けるリンパ球の数が増えます。逆に交感神経が優位になるとリンパ球が減少します。また、眼、鼻、喉や消化管と言った外界と接する粘膜組織にあり、ウイルス等から守ってくれる分泌型IgAは、温めることで増えることも確認されています」

「冷え」というと冬に注意すべきことと思われがちだが、実は夏こそ、「冷え」に注意が必要な季節だったのだ。

免疫力を考えるなら「きのこ鍋」がおすすめ

夏冷え免疫力きのこ鍋奴久妻智代子

その対策として奴久妻先生が勧めるのは季節外れ(?)の鍋。「家で家族と過ごす時間が増えている今、簡単で栄養豊富な温かい鍋料理がおすすめです」(奴久妻先生)

「身体を冷やさない食事として、夏にあえて温かい鍋を食べることはおすすめです。特に免疫力を高める鍋に欠かせない食材は、きのこ類です。きのこには様々な栄養が入っています。きのこに含まれるビタミンB群は糖質や脂質代謝にも関わり、中でも葉酸は酸素を運ぶ赤血球の形成に関わるため、有酸素エネルギー代謝を高めて体を温めるうえで効果的といえます。また免疫力を活性化する作用もあります。

また、エリンギはIgAを増やすという研究結果も。更に夏の発汗で失われやすいカリウムを補給することもできるため、ナトリウムを排出しやすくし、血圧調整、むくみの改善効果もあります。

さらに神経調整作用があるナイアシン(ビタミンB3)が入っているため身体だけでなく、心も整えることが期待できます。

このように温かい〝きのこ夏鍋〟を食べることで、身体を温め、複数の身体機能から免疫を活性化させるだけでなく、様々な健康効果が期待できます」

監修/奴久妻智代子(ぬくづま ちよこ)先生
医療法人社団タイオン サーモセルクリニック 研究開発担当・医学博士
北海道大学大学院獣医学医研究科修了。2000年より全身温熱療法の基礎研究に従事

 

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