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ギラつく男の過剰皮脂に対し、皮膚科医はどう指導し、何を処方するのか?(2020.07.31)

男性ホルモン皮脂腺ビタミンC

テカリを通り越し、ギラつく男の過剰皮脂

男性の肌悩みで多いのが、顔のテカリやベタつき。特に夏は、スマホにもベッタリと皮脂汚れがつきがちだ。拭きとりシートで皮脂をぬぐっても、数時間後にはまたベタついてくるし……。

そんな過剰皮脂に対し、皮膚科医はどう指導し、何を処方するのか興味があるはず。そこで、筆者がドクターに教えてもらったことを共有していこう。

皮膚科医「皮脂は、男性ホルモンが皮脂腺を刺激することで分泌されます。これは男女共に同じ。

男性ホルモンは加齢により徐々に少なくなっていくので、40代でもテカリが気になる男性は、それだけ若いといえるでしょう。

ただ、テカリを通り越し、ギラついてきたら、清潔感が損なわれてしまいます。

脂肪分の多い食品は、皮脂分泌を盛んにする作用があって。外食続きで脂肪分を摂り過ぎる方は、顔がギラつく傾向にあります」

また、某化粧品メーカー調べによると“肌のキメ”がギラつきに関与しているとの報告がある。

男性は、年齢を重ねるごとに肌のキメが粗くなる傾向に。キメが粗くなると、肌表面の細かい光の散乱がなくなり、鏡のように光が正反射。

すると、顔の脂がピカーッ! と反射し、ギラついた印象になってしまうのだ。

皮脂分泌を抑えるビタミンを意識して摂ろう

夏は冬より皮脂分泌が活発になるので、男性のギラつきがますます目立ってしまう季節。

すると、皮脂テカを嫌う女性たちから「きちんと洗顔していない人なのかも!?」とあらぬ疑いをかけられてしまう可能性も……。

皮膚科医「皮膚科では、ニキビやテカリが激しい人にビタミンB群を処方しています。

特に、ビタミンB2とB6には皮脂分泌を抑える作用があるので。ギラつきが気になる人は、ビタミンB2とB6を意識的に摂るといいでしょう」

【控えたほうがいい食品(脂質の多いもの)】

牛バラ肉、バター、マヨネーズ、ポテトチップス、チョコ菓子、ピーナッツ、オイル類など

【摂ったほうがいい食品】

ビタミンB2&B6共通=レバー、納豆など
ビタミンB2=うなぎ、乾海苔など
ビタミンB6=玄米、カツオ、マグロ、葉物野菜など

皮膚科医「さらに、ビタミンB群と共に、キメを整えるビタミンCを一緒に処方することが多いです。ビタミンCは色素沈着を防ぎ、肌のコラーゲン産生を促す作用もありますし。

赤ピーマンや黄ピーマン、アセロラジュースやパセリなどに多く含まれています。外食時には、付け合わせのパセリも残さず食べるといいですね」

ギラつきを抑えるカギは“肌のうるおい”にあり!

男性は、洗顔料を泡立てず、そのまま肌につけてゴシゴシ洗いする人が多い様子。泡立つタイプの洗顔料は、泡立った状態でこそ、皮脂汚れが落ちる処方になっている。

泡立てず、洗顔料をそのまま肌につけてしまうと、汚れがきちんと落ちないのでテカリの原因に。さらに、洗顔料の成分が濃すぎて刺激になる場合もあるので気をつけよう。

また、テカリを押さえるには、とにかく乾いていればいい、なんて思っていないだろうか? じつは、脂分と水分のバランスが整ってこそ、サラサラとうるおった状態になるそうだ。

皮膚科医「皮膚の水分が少ないと、皮脂比率が大きくなってしまいます。ですから、ギラつく皮脂には水分を与えてあげましょう。

午後、ギラついてきたなと思ったら、コットンにアルコールの入っていない保湿化粧水をたっぷり含ませて。それでパタパタとパッティングするのをオススメします。

すると、皮脂と水分が混ざり合い、爽やかにうるおった状態が持続しますから。

その際、コットンでゴシゴシと擦ってはいけません。皮膚は、叩くなどの垂直の刺激には強いのですが、擦るという横の刺激には弱いので。

化粧水を含んだコットンは、外出用に個別包装されたものもありますから、常に携帯しているといいですね」

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

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