なぜ風呂に入ると疲れがとれるのか(2020.10.26)

お風呂疲れ温熱効果炭酸ガス

1日の作業や仕事を終えた後、自宅の風呂で疲れを癒す人も多いはず。11月を目前にして気温も下がってきているだけに、温かい湯船に浸かるだけでもリラックスできるのでは。

このように「お風呂に入ると疲れがとれる」とは、よく言われることだが、近年の研究によれば、入浴で疲れがとれるメカニズムがわかってきたという。

ウェルラボに花王(株)パーソナルヘルスケア研究所・堀 天明氏の監修によるリポートが掲載されているので紹介したい。

お風呂で疲れがとれるのはなぜ?

入浴には、以下の3つの効果で疲れをとる働きがあるという。

1・温熱効果

入浴すると身体が温まって血行がよくなり、体内の老廃物や疲労物質が排出されやすくなるので、疲労回復につながる。

2・水圧によるマッサージ効果

湯船につかると身体に水圧がかかり、静脈の血液やリンパ液が心臓に戻され、心臓の働きが活発になる。その結果、全身の血行が良くなり、疲労物質などが排出されやすくなるのだ。

3・浮力によるリラックス効果

身体が浮力に支えられて軽くなるため、筋肉や関節から力が抜けて全身の緊張がほぐれ、疲れを和らげる。

さらに炭酸ガス入りの入浴剤を使うと、お湯に溶け込んだ炭酸の影響で末梢の血管が広がるため、より血行が改善。疲労物質や発痛物質が排出され、疲れがとれやすくなるのだ。

ちなみにお湯の温度はリラックスできる38~40度程度のぬるめに設定。

炭酸ガス入りの入浴剤を活用すれば、ぬるめのお湯でもお湯に溶け込んだ炭酸が末梢の血管を拡張し、効率的に血流をよくしてくれるからだ。

また、炭酸入浴を続けることで、自律神経機能や血管の応答性の改善や、いったん効率的に体温を上げた後、徐々にクールダウンすることで安眠効果も期待できる。

疲れの真犯人「活性酸素」とは

私たちの細胞には血液によつて栄養と酸素が運ばれ、その栄養を酸素で燃や して、活動のためのエネルギーを作っている。そんな酸素が燃える時に生じるのが活性酸素だ。

運動をするときや暑さや寒さに対応するとき、睡眠不足のとき、精神的ストレスを感じているときなどに、身体はそれらに対応するために多くのエネルギーを作ろうとする、

その結果、多くの活性酸素が大量に発生する。通常は身体に備わる抗酸化力が働くが、それでは処理しきれない場合、活性酸素が過剰な「酸化ストレス」状態になってしまう。

酸化ストレスが高くなると、細胞機能の低下や組織が傷つくことにより、疲労感やパフォーマンスの低下など、さまざまな悪影響が生じるのだ。

というわけで「疲れがたまる」とは、体内の活性酸素が増えすぎている状態ともいえる(酸化ストレス状態)。

そこで実際に、「寝ても疲れがとれない」という女性15名に血液検査を実施。炭酸ガス入りの入浴剤を入れた40℃のお湯で週5日以上、10分間の入浴を続けてもらった。その結果、酸化ストレス度が有意に低減することが判明。炭酸入浴を継続すると疲れがとれて元気になる可能性が示唆された。

関連情報

https://www.well-lab.jp/

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