湯船につからないと体臭がキツくなる!?(2020.11.19)
リラックスタイムであるお風呂中に、自分な好きなことをする人が男性でも増えてきた。
湯船に浸かりながら読書をしたり、スマホで動画をみたりとめいめい、過ごしていることだろう。
ゆったりと長時間、湯船につかれば体も温まり代謝も向上するのだが、「リラックス」したい場合に関しては、この行為にちょっと待ったをかけたい。
今泉スキンクリニック 院長 今泉明子先生に詳しい話を聞いてきた。
■スマホを見ながら入浴すると、脳の興奮が収まらない
今泉「ガンの早期発見に使用される『ペットCT』という機械があります。
専用の薬品を注射をして、全身に行き渡らせてCTを撮ると、ガンが写るというものです。
注射をしたあとは、部屋を必ず暗くされます。
スマホもテレビも見てはだめで、行き渡るまでずっと待っていなければいけないんです。
なぜか、というと、人は物を見ると、ものすごく脳を使ってしまうからなんですね。
脳に血液が集中して、全身に薬品が行き渡らなくなってしまう。
それくらい、明るい場所で物を見るというのは脳に刺激が加わるんです。
言わんとしたいことがお分かりになりましたか?(笑)
お風呂の電気を消すとリラックス効果が上がるという記事が以前、配信されていましたが、これは本当です。
私も電気を消してお風呂に入っています。
人間は閉鎖空間や暗い空間にいると脳の動きが抑えられるため、電気を消してお風呂に入ると圧倒的にリラクゼーション効果が高くなります。
また、暗いと時間の感覚が鈍るため、熱すぎなければ長く入っていられるようになります。」
■湯船につからないとニオイがきつくなる?
今泉「欧米人は、シャワーだけでお風呂を済ます人が多いです。
夏でも湿度が低く、カラっとしているからなど様々理由はあります。
また、欧米人のイメージでもうひとつあるのが、体臭ですね。
香水を常用しているのはそのためとも言われていますね。
実は、この2つ無関係ではありません。
人種の違いももちろんあるのですが、シャワーだけだと汗や皮脂のニオイが残ってしまいます。
湯船に入って全身の毛穴を開かせると、そのニオイを防ぐことにつながります。
皮脂が酸化したニオイや、加齢臭を予防するには、湯船につかるのが効果的なんですね。」
