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まぶたのたるみが〝うつ病〟を引き起こすこともある?!(2020.11.20)

眼瞼下垂眼瞼挙筋

まぶたがたるみ、目が開きにくくなる理由とは?

まぶたが目にかぶさるようで目が開けにくい、まぶたがくぼんできた、という場合は『眼瞼下垂(がんけんかすい)』という疾患が考えられる。

眼瞼下垂は50~60代から自覚することが多いが、中高年だけでなく、若年層にも起こり得る症状だという。

さらに、まぶたのたるみが自律神経を乱す元凶になることもあるというから由々しきこと。

詳しくは、筆者が美容外科医からレクチャーしてもらった内容を公開するので、ご一読いただきたい。

美容外科医「少し専門的になりますが、眼瞼下垂の原因について簡単に説明しましょう。

まぶたの奥には眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉があり、そこから腱膜(けんまく)という薄い組織がまぶたの中を通って瞼板(けんばん)につながっています。

まぶたが開くのは、眼瞼挙筋が収縮して腱膜が瞼板を引き上げるからです。

この腱膜がゆるんだり伸びたり、あるいは瞼板から外れたりすると、眼瞼挙筋を動かしても、まぶたが開きにくくなります。この状態が眼瞼下垂です」

花粉症やアトピー、コンタクトの人は、若くても眼瞼下垂になりやすい

美容外科医「加齢によって腱膜は自然に伸びてきますから、眼瞼下垂は“まぶたの老化”といえます。しかし、若い世代でも珍しくありません。

それは、まぶたを擦る、引っ張るなどの物理的刺激で、瞼板と腱膜が外れることがあるからです。

花粉症やアトピーのかゆみで目を擦る、よく泣く、コンタクトレンズを装着するときや外すときにまぶたを引っ張る、アイメイクをするときや落とすときにまぶたをゴシゴシする、という人は眼瞼下垂になりやすいので注意が必要です」

【眼瞼下垂の特徴】

●眉を上げないと目が開きにくい
●まぶたが目(瞳孔)にかかってきた
●まぶたの二重の幅が広がってきた(二重のラインが崩れてきた)
●まぶたがくぼんできた
●原因不明の肩コリや頭痛が慢性的にある

頭痛や肩コリ、不眠などは眼瞼下垂が原因であることも

美容外科医「目の疲れが肩コリや頭痛、疲労の原因になることがよく知られているように、眼瞼下垂も心身をひどく疲れさせます。

眼瞼下垂の人は、まぶたを開けるために眼瞼挙筋の他に、ミューラー筋という別の筋肉を使います。ミューラー筋の収縮は交感神経を刺激するので、心身は常に緊張を強いられている状態。

大きなストレスがかかっているときと同じ状態ですから、頭痛、不眠、肩コリ、便秘などの症状が引き起こされるのです。ときには、うつ病が誘発される場合も。

そうしたつらい症状があって、内科や精神科などで治療を受けても、一向に改善しない場合は、眼瞼下垂を疑って、形成外科を受診することをオススメします」

目もとのデザイン性を求めるなら美容外科の治療がオススメ

美容外科医「眼瞼下垂と診断された場合は、手術が行われます。いわゆる美容整形とは目的が異なりますから、保険適用されるのが一般的です」

じつは、筆者の母も数年前に眼瞼下垂の手術を、大学病院の形成外科にて受けた。元々は二重の美しい目もとであったが、手術後は、ビックリしたように見開いた目になってしまったのだ。

「まぶたは引き上がったけれど、こんな目もとになるなんて……」と、母の落胆は相当なものであった。

美容外科医「通常、保険適用では形成外科の範囲でしか治療を行えず、症状の改善しか期待できません。そのため、元々ある左右差の調整やデザインができないことも。

しかし、美容外科のエキスパートが手術すると、症状の改善とともに美的な観点をふまえたデザインが可能になります。

眼瞼下垂は、『眼瞼下垂症』として所定の診断基準を満たすと、美容外科のクリニックでも保険適用になります」

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

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