運転に自信が「ある人」と「ない人」、事故を起こしやすいのは?(2020.12.21)
国内の運転免許保有者数は約8,215万人
東京都の発表によれば、今月20日の都内における新型コロナウイルスの感染者は556人で、日曜日の感染者数としては過去最多となった。
このような感染拡大により、年末年始の帰省や旅行を断念する人も多いのではないか。
そうなれば、もはや風物詩的となった高速道路の渋滞風景も、今年は変化があるかもしれない。
その一方で、3密を避けるために公共交通機関でななく、マイカーでの近・中距離移動の増加も十分に予想できる。
ドライバーに関するデータでは、警察庁交通局運転免許課「運転免許統計(令和元年版)」によると、運転免許保有者数は男性4477万8696人、女性3737万9732人となっている。
また運転免許試験の受験者数は260万9625人で合格者は195万9218人で、合格率は75.1%だった。
そんなクルマの運転に関し、エアトリは昨年7月に自動車トラブルに関する調査を実施しているので、withコロナの時代を迎えた今、改めて調査結果を元にドライバーの心理や行動について振り返ってみたい。
運転頻度について教えてください
「週2~3回以上」が過半数となる59.7%を占めた一方で、次に多いのは「月に1回以下」(14.1%)となり、頻繁に運転する人とほとんど運転しない人で二極化していることが分かる。
(運転をする人)運転に自信はありますか?
最も多かったのは「普通」で約半数を占めたが、続いて「ややある」(23.4%)、「非常にある」(11.5%)となり、3人に1人は「自信がある」と回答。自信が「あまりない」「全くない」と回答したのは13.9%に留まり、自信が「非常にある」「ややある」と10ポイント以上の差が出た。
(運転をする人)運転中に自動車事故を起こした、巻き込まれたことは?
「自動車事故を起こした」割合は運転に「自信がある」人が56.8%だったのに対し、「自信がない」人は37.1%という結果に。
また、「自動車事故に巻き込まれた」割合は運転に「自信がある」人が53.9%の一方で、「自信がない」人は37.1%となり、運転に「自信がある」人の方が事故を起こしたり、巻き込まれたりしていることが分かった。
運転への自信から車間を詰めすぎてしまったり、注意を怠ってしまうことにより事故を起こしたり、巻き込まれてしまっていることが想定される。
運転に自信はありますか?
(土日祝日などのお休みに「事故を起こした」「巻き込まれたことがある」と回答した人)
土日祝日などのお休みには普段運転をしない人もハンドルを握る機会が増える。
そこで、お休みの日に「事故を起こした」「巻き込まれた」経験がある人の中で運転の自信の有無を調べたところ、自信が「非常にある」「ややある」人は41.5%だったのに対し、自信が「あまりない」「全くない」人は10.8%と30ポイント以上の差が出た。
お休みの日においても事故に遭遇しやすいのは運転に「自信がない」人より「自信がある」人のようだ。
