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男前か否かは顔の下半分で決まる!(2020.12.22)
- カテゴリ:ボディー・ダイエット
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オペ室ではナースが全員美人に見える!?
とある外科のドクターが、筆者にこう問いかけた。「オペ室ではナースが全員、輝いて見える。なんでだかわかる?」
筆者の答えはこう。「働く女性は皆、美しいからですか?」
ドクターの答えは「もちろん、それもあります。さらにマスクをすると、美人度がアップするんですよ」
顔の下半分を隠して目元だけになると、人間の顔は自然と美しく見えるという。逆をいえば、目元を隠し、鼻や口元だけになると、造形のリアルさが浮き出てしまうそうな……。
それを聞いてからというもの、ネットに載っている女性の顔画像の目元を、片っぱしから紙で覆い隠してみた。
すると、印象としては華やかだけど、なんとなく美しさを感じない方は、総じて顔の下半分のバランスが悪かったのだ。逆に、美しい方は顔の下半分だけになっても、美しさが滲み出るものなのだな~、という発見が。
その理由として目元は、アイメイクで如何様にも盛れるから、テクさえあれば誰でも美しく魅せることは可能。
しかし、顔の下半分はメイクでは変えられないので、本来の造形による印象が残ってしまうのだ。
男前になりたければ、今日から頬杖は禁止!
ただ、この話、女性に限ったことではない。顔の下半分は、男性にとってもイケてるイケてない、の分かれ道になるのだから。
大がかりな整形手術をしなくても、日々の習慣で顔の下半分を歪ませないコツがあるから伝授しよう。
いつも同じ側の歯でばかり噛んでいると、噛まない側の頬や口元はたるみやすい。食事は常に、左右の歯を使い、バランスよく咀嚼するよう気をつけて。
さらに、口元を歪ませる大きな要因が頬杖。PC作業中、右手でマウスを使っているとき、左手で頬杖をつく人が多い様子。すると、左側の口元だけ上がってしまい、歪んだ顔が定着してしまうのだ。頬杖は今日から禁止しよう。
髭剃り後の保湿も大事。それでなくても、口のまわりは乾燥しやすいのに、シェービングで角層が剥がれてカサカサすると、ほうれい線も深くなる。グっと老けた印象になるから要注意だ。
歯列矯正で、ほうれい線が深くなる場合もある
日々の生活習慣では治しようのない、歯並びの悪さは、歯科医院で矯正するのもいいだろう。
ワイヤーを使った『ブラケット矯正』の他、現在、注目を集めているのが、透明に近く目立たない『マウスピース矯正』。大人になってから歯列矯正するハードルも、近年、ずいぶん下がってきたといえよう。
しかし、歯科大学の教授に伺った話だが、歯を矯正することにより、今まで目立たなかったほうれい線が、クッキリ出てしまう場合もあるんだとか。
それは、歯茎で押し出されていた口元の皮膚が、矯正することによって余り、たるんでしまうから。
また、プラスチックの義歯からインプラントにすると、唇のまわりに放射線状のシワがでてしまうことも。
インプラントは、プラスチックの義歯より厚みがないため、その分、押し出されていた皮膚がたるんでしまうのだ。
患者さんは、歯並びや歯茎の形が美しくなっても、ほうれい線が出てしまうと「こんなはずではなかった……」と落胆するらしい。
だから、歯科医師は事前に十分説明することが大切だ、と歯科大学の教授は説く。
これを聞いて、歯列矯正するなら、できるだけ若いうちがいいのだな、と。若ければ、歯茎が引っ込んでしまっても、皮膚はその状態でのハリを取り戻すから。
ただ、美容的見地からすると、ほうれい線も唇まわりのシワも、化粧品や美容医療でケアできる時代なので、さほど心配する必要はないと思うのだ。
取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥
雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会、セミナーを頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。
