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なぜ食べてないのにやせないのか?(2021.01.09)
20歳以上の男性の21.2%が「コロナ禍の影響で体重増」
明治安田生命が行った「健康」関するアンケート調査によれば(※)、約半数(45.1%)の人がコロナ禍を機に「健康への意識が高まった」と回答。「食事・栄養に気を配るようになった」(50.9%)や、「運動を心がけるようになった」 (35.3%)など、健康増進に向けて生活習慣の改善に取組む人が多いことが判明した。
その一方でコロナ禍による「運動不足・食生活の乱れにより体重が増えた」という人は男性21.2%、女性は24.2%に達している。
※調査期間/2020年8月6日(木)〜8月13日(木) 調査対象/全国の20~79歳の既婚男女 有効回答者数/5,640人
食事や運動を心がけていても成果がなかなか出ない、ということか。
実際、ダイエット中に「食べていないのにやせない」という経験がある人は少なくないという。その理由に関するリポートがmicrodiet.netで公開されているので概要を紹介していきたい。
実は自覚している以上に食べている
健康体の人の場合、摂取カロリーがこれまでよりも抑えられている状態にもかかわらずやせないというのは、理論的には考えにくいこと。では、「食べていない」のにやせないのはなぜか?
もしかしたら、自分の食べた量や内容をきちんと把握していなかったり、自覚している以上のカロリーを摂取したりしているのかもしれない。
食べていないのにやせないと感じたら、まずは食事日記をつけることをお勧めする。食事日記は「レコーディングダイエット」とも呼ばれ、自分の食べたものを記録することで改善点を客観的に把握することができるからだ。
量は食べていなくても栄養バランスが悪い
食事量をただ減らすだけでは体脂肪を燃焼させるために必要な栄養素も不足してしまう。やせるために必要な栄養素は様々なものがあるが、その筆頭がタンパク質だ。皮膚、内臓、血液など体を構成する大部分はタンパク質が基本成分。不足すると筋肉量が低下し、基礎代謝が低下する。
すると、それまでと同じ食事量でもカロリーが余るようになってしまい、その余剰分のカロリーは脂肪として蓄積されてしまうのだ。
平日ダイエット、週末リバウンドの繰り返し
平日は集中してダイエットをしていても、週末の食べ過ぎ飲み過ぎで一気にリバウンドというのもよくあるパターン。
ダイエット中だからといって食べてはいけない食べ物はないと言われている。
食べる量にさえ気を付ければ、好きなものを食べてもダイエットに支障はないという。ストイックな食事制限は、結局はリバウンドの原因となりかねない。平日・週末問わず、極端な食べ方だけは避けたい。
テレビやスマホを見ながらの〝ながら食べ〟
テレビやスマホ、PCなどを見ながら食べると、集中が食べ物以外に向いているため、食べているという実感が得にくい。しかも意識が他に向いているため食欲の抑制が利きにくく、気が付けば菓子1袋を空けてしまっていた、なんていうことも。このため「食べていないのになかなかやせない」という事態になってしまう。
夕食の時間が遅い
人間の体は朝より夜の方が太りやすい状態になっている。同じもの・同じ量を食べたとしても、朝食べるのか夜遅くに食べるのかで変わってくるのだ。この太りやすい体質を作っているのが、「BMAL1(ビーマルワン)」と呼ばれるタンパク質。夜10時頃を過ぎるとエネルギーを脂肪分として蓄えるため、BMAL1が急増して太りやすい状態になることがわかっている。
また食べてすぐに寝ると睡眠中に血糖値が高い状態になり、カロリーが大きく消費されることなく体に脂肪として蓄積されてしまう。夕食は就寝2~3時間前までには済ませるようにしたい。
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