Lee ARCHIVESシリーズから2年ぶりの新商品「WWⅡモデル」(2021.01.13)
貴重な歴史的遺産を現代に蘇らせるLee ARCHIVES
リー・ジャパンは同社が展開するLee ARCHIVESより「WWⅡ大戦モデル」の発売を開始した。
このLee ARCHIVESは、伝説的なプロダクトたちを現代に蘇らせるプロジェクトだ。
アメリカ・カンザス州で雑貨の卸売業を営んでいた創業者、ヘンリー・デヴィッド・リーが1911年に自社工場でワークウェア事業を始めて以来、100年以上もの歴史の中で輩出したマスターピースたち。
その多くは、現在、ヴィンテージウェアとしてコレクションと研究の対象であり、貴重な歴史的遺産となっている。「アーカイブス」はそれらコレクションを忠実に復刻し、オリジナルと遜色無い折り紙つきのクオリティで再現するプロジェクトだ。
“大戦モデル”とは
1942年第2次世界大戦当時、アメリカのW.P.B(戦時製品監督局)は、物資統制により、衣料品に用いる素材や金属等の部材簡素化を国内企業に命じた。
ジーンズも様々な仕様の“簡略化”が義務づけられ、無地のドーナツ型ボタンなど廉価な既製パーツ、通常よりボタンの数が少ないボタンフライフロント、バックポケットのステッチの省略などの変更が行われた。
そんな戦時下だけに見られる特異なディテールが大戦モデルの大きな特徴であり、愛好家からも一目置かれる所以となっている。
WWⅡ 101J COWBOY JACKET
LM6012-89
価格:¥30,000+TAX
1930年代に誕生した“COWBOY JACKET”は、第2次世界大戦禍、物資統制により様々なディテールの変更を余儀なくされた。
ボタンはCOWBOY刻印から汎用月桂樹ボタンに変更し、ワークウェアを誇示するトリプルステッチはダブルステッチに。
胸ポケットのフラップは縫製工程を軽減するため、丸みのある形状に、そしてバックルバックを廃止し、リベットとプリーツのみに省略。Leeと言えば左綾だが、こちらは1944年まで採用された右綾仕様となっている。
WWⅡ 101 COWBOY PANTS
LM6201-89
価格:¥20,000+TAX
当時の物資統制に伴い、軍用にジッパーが大量に必要となり、ジッパータイプの101-Zが生産休止、ボタンフライのみとなった。トップボタンに汎用月桂樹ボタン、フライボタンは無刻印に。
そしてコインポケットのリベット、バックポケットのステッチ及び補強布が省略された。本来、前ポケット・股部に使用されていた銅や真鍮のリベットに代わり、鉄製無着色のLee刻印が入った通称“UFOリベット”に変更している。
展開店舗:Lee公式オンラインショップ、 Lee仙台店、Lee原宿店、Lee新宿店、Lee名古屋店、Lee堀江店、Lee大分店
