大正生まれの整髪料「柳屋ポマード」が現代風に大進化!(2021.02.24)

柳屋ウォーターポマード

ポマードをつけているのは中高年だけか?

確かに、ポマードは「おじさん臭い」というイメージがある。セット力はあるかもしれないが、その頭は油でベトベトになり、香りも強い。洗髪してもなかなか落ちない。

だから、ポマードを今時つけているのは昔からの愛用者即ち高齢者だ……と思われている。

そんなことはない。時代と共に、ポマード自体も進化している。今回は現代の若者にも勧められる「進化系ポマード」を試してみたい。

去年発売の「ウォーターポマード」とは?

さて、今回の記事のために筆者は柳屋のポマードを入手した。

柳屋本店がポマードを発売したのは1920年。大正9年だ。

この時代、第一次世界大戦による戦争特需は過去の話になり、代わりに輸出品の過剰生産が原因の戦後恐慌が発生した。それまで札束を燃やして明かりにしていたような成金は、たちまちのうちに巨額の資産を失った。

同時に、大戦中の好景気で広がった経済格差は大正デモクラシーや労働争議にも合流していく。

それにしても、大正のオトコはみんなピシッと髪型を固めている。

政治家だろうと作家だろうと労働組合の代表者だろうと、人前に出る時は必ずポマードで髪をセットした。見方を変えれば、日本近代史のあらゆる場面に柳屋のポマードが登場しているということだ。

しかし、筆者の手元にあるのは2020年に発売されたウォーターポマード。

柳屋ウォーターポマード

これは名前こそ「ポマード」となっているが、実際は水溶性の整髪ジェルに近い製品。チューブではなく、瓶詰である。箱からして高級感が漂っている。

柳屋ウォーターポマード

蓋を開けて鼻を近づけてみると、ほんのりとした良い香りが確認できる。が、ポマード特有の強烈な匂いではない。このあたりも、ウォーターポマードは現代チックの整髪料と言える。

ポマード独特の仕上がり

筆者の頭髪は人一倍ボリュームが多く、なおかつ前髪に癖がある。故に筆者の寝癖は、まるで髪の中に仕込んだ爆弾が炸裂したかのような状態だ。

しかしウォーターポマードを使えば、ややこしい寝癖も本来あるべき定位置に戻ってくれる。

柳屋ウォーターポマード

艶に満ちたウェットな仕上がりだ。この部分は伝統的なポマードの特徴を引き継いでいる。

ホールドの持続力や使いやすさなど、現代的な整髪ジェルに劣る点は見当たらない。そして洗髪をすれば簡単に髪をリセットできる。

現代人のライフスタイルに十分適合した製品と言えるだろう。

オンライン会議に対応できる整髪料

柳屋ウォーターポマード

筆者はいつも、手に届く位置に身だしなみ用品を置いている。

新型コロナウイルスが発生しなかったとしても、筆者の仕事は基本的にテレワーク。ある時突然、オンライン会議に臨まなければならないこともある。その時、最低限の身だしなみは整えておきたい。

いざという時に短時間で髪をセットでき、なおかつ洗髪にも手間がかからない整髪料。

柳屋ウォーターポマードは、現代人の要望に応えてくれる製品だということを筆者は確認した。

 

取材・文/澤田真一

 

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