• TOP
  • モテ講座
  • 150年前の日本人も悩んでいた!?「長さ」より「幅」の海外メーカー革靴選び

150年前の日本人も悩んでいた!?「長さ」より「幅」の海外メーカー革靴選び(2021.03.28)

甲高幅広足幅問題

靴選びは大変だ。特にそれが外国製の靴なら尚更である。

アメリカメーカーの靴はインチ表示。ボクシングや総合格闘技を観戦してみれば分かるが、この国は今でもヤード・ポンド法が主流である。

だからそれをメートル法に換算すればいい……というわけにもいかない。たとえば普段履いている靴が26cmだからといって、アメリカサイズ10インチの靴を買ってしまったら、大き過ぎて履けないという事態が起こるかもしれない。

或いはそれとは逆に、小さ過ぎて履けないという可能性も。

なぜ、そのようなことが起こるのか?

サイズの異なる2足のブーツ

東洋人の足は「甲高幅広」というのが定説である。

例として、筆者の足を挙げたい。普段は日本サイズ27cmの靴を履いている筆者だが、2年ほど前に知人に足を測定してもらったことがある。すると右足の長さは25.6cm、左足に至っては25.1cmしかなかった。

その事実を、筆者は人生で初めて知った。

ではなぜ26cmの靴では小さいかというと、甲が一般的日本人よりもさらに高いからだ。

そんな筆者だが、それでもアメリカメーカーのブーツを所有している。以下、画像付きで解説していきたい。

ここに2足のブーツがある。

甲高幅広足幅問題

片方はチペワの11インチエンジニアブーツで、

甲高幅広足幅問題

もう片方はレッドウイングの6インチラインマンブーツ。

甲高幅広足幅問題

チペワのブーツはアメリカサイズ9インチで、幅はE。

甲高幅広足幅問題

ところがレッドウイングのブーツはアメリカサイズ10インチ、幅はDである。これは相当な差だということは、筆者も自覚している。

「長さ」より「幅」

アメリカのメンズシューズの標準的な幅はDである。

が、日本のそれはEと言われている。これでも日本人の足はスリムになっているようだが、いずれにせよ西洋人よりも幅広であることに変わりはない。

そして筆者の足は、EEでなければどうにもキツい。在庫がDしかなければ、その分だけより長いサイズの靴を選ばざるを得ないというわけだ。

上述の「レッドウイングのラインマンブーツのサイズ」は、生まれながらの足幅と編み上げブーツという形状を考慮した結果でもある。

が、もしも筆者の足がさらに幅広だったら、もちろん10インチでは収まらないはずだ。逆によりスリムだったら、当然ブカブカである。

つまり靴選びでは「長さ」よりも「幅」が重要ということだ。アメリカと日本とでは足の長さを測る起点もまったく異なるから、単にヤード・ポンド法をメートル法にするだけでは「本当のサイズ」は分からない。

「足幅問題」は明治維新から

こんな話がある。

1868年の戊辰戦争では、新政府軍の兵士は草鞋を履いていた。この新政府軍はそのまま日本陸軍に発展するのだが、軍の洋式化で「兵士の履く靴」が問題になった。

この当時の「世界最強の陸軍国」といえば、フランスである。だからフランスから大量の軍靴を仕入れたが、現場の兵士にはまったく不評だった。

海外の靴は、日本人にとってはあまりにタイト。大村益次郎が明治維新から間もなく「靴の国産化」に動いたのは、そのような事情があったからだ。

しかしどういうわけか、日本では今も「自身の足幅を把握する」ということが習慣になっていない。

言い換えれば、自身の足幅さえ把握すれば海外メーカーの靴選びにも難儀しないということだ。

 

取材・文/澤田真一

 

 

その他の情報はこちら!

 

男前度が上がったら記事をシェア!
Men’s BeautyのSNSはこちらからフォローできます