オトコのレベルアップに必須のアイテム「馬毛ブラシ」を使いこなそう!(2021.04.07)
馬毛を使いこなすことができれば、よりお洒落なオトコになれる!
冒頭からこんなことを書いてしまったが、馬毛で作られたブラシは様々な用途に使われている。洗体、洋服の手入れ、靴磨き。高級品ではないが安物でもない馬毛ブラシは、オトコを磨くのに欠かせない道具と言える。
これ一つで、普段の見栄えががらりと変わる場合も……。
馬毛ブラシで靴磨き
馬毛の位置付けは「中級」である。
例外もあるが、動物の毛を使ったブラシは基本的に豚毛→馬毛→山羊毛の順に値段が高くなっていく。一番安いのは豚毛だ。これは質感が硬く、靴磨きの場合は本磨き用のブラシとして使う。クリームやワックスをこのブラシに直接つけてガシガシ磨く、という具合に。
馬毛ブラシの場合は、仕上げ磨きで活用することができる。というより、靴に少し埃がついた程度ならこのブラシのみで——つまりクリームやワックスを一切用いずに磨き上げることが可能だ。
というわけで、埃のついた筆者のブーツで試してみよう。
クリームなしでここまで綺麗に!
下の写真は、ちょっとした理由で白い砂埃がついてしまったブーツ。
これを買ったばかりの馬毛ブラシで磨く。写真のブーツはスムースレザーとスエードの混合だが、磨くのはスムースレザーの部分のみ。
埃を取り除く意識でブラッシングしてやると、徐々に艶が回復してくる。もちろんこれはクリームを使った靴磨きをマメに行っている成果でもあるが、間に合わせで綺麗にする目的なら「馬毛ブラシの乾磨き」で十分。
上の画像を見ていただきたい。上半分がブラッシング前、下半分がブラッシング後である。しつこいようだが、この作業にクリーム、ワックス、ポリッシュ等は一切使っていない。まったくの乾磨きだけでこの違いだ。
オトコの美容に欠かせない馬毛ブラシ
馬毛は他の用途のブラシにも頻繁に用いられる。
洗体用ブラシや洋服用ブラシなど、オトコの美容に欠かせない場面で馬毛が登場する。程よい硬さなのに皮膚や生地を傷めない馬毛ブラシは、まさに万能選手。手近な場所に1本は常備しておきたい。
取材・文/澤田真一
