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5万円の抗酸化クリームと1000円のUVカット剤。肌の若さを保つのはどっちだ?(2021.04.21)

肌老化UVカット活性酸素

皮膚科医を含む8人のプロに聞いた肌老化を防ぐ極意

世の中には5万円や6万円もするアンチエイジングクリームが存在する。抗酸化成分をたっぷり配合してあるので、シミ・シワ・たるみなどの加齢現象を全方位でケアしてくれるのだ。

筆者、以前は美容ジャーナリストだったので、高価な化粧品の実力は理解している。中には、整形級に肌がピッとリフトアップし、5年前の顔に戻ったような効果が表れるものもあり。

だが「高い化粧品を気軽に買えないから、肌は老けていくんだ……」などと思わないでほしい。

高級クリームでもUVカット効果がなければ、1本1000円くらいのUVカット剤(SPF20・PA++程度)のほうが肌の老化を防いでくれる。

その理由は、筆者がインタビューした皮膚科医等、8人のプロのコメントにて理解してもらえるだろう。

皮膚科医A「絶対にUVカット剤のほうが、肌の若さを保ちます」

大手化粧品メーカー研究員A「1年間、一生懸命美白しても、たった1日、無防備に紫外線を浴びただけで、メラニンはすぐ活性化します」

皮膚科医B「強い紫外線を浴びたときに発生する活性酸素は、抗酸化コスメでは消去しきれません」

化粧品開発者「どちらを取るかと迫られれば、UVカット剤を選びますね」

東洋医学ドクター「やはりUVカット剤のほうが大切だと思います」

皮膚科医C「高価じゃなくても、肌に合った化粧水と乳液、UVカット剤で若さは保持できます」

アンチエイジング専門医「抗酸化コスメにUVカット効果がないのなら、1000円のUVカット剤でいいと思います」

大手化粧品メーカー研究員B「UVカット剤は絶対に必要ですが、抗酸化コスメと併せて使えば、より効果的です」

今さら聞けない、でも聞きたい!?活性酸素って何ぞや?

紫外線の影響を語る上で欠かせないのが『活性酸素』というワード。この意味を詳しく解説していこう。

我々は空気中から酸素を取り込んで生きている。ところがこの酸素、ちょっとしたきっかけで活性酸素に変化してしまうのだ。

“活性”なんていい響きを持つネーミングゆえ「肌を活性してくれるのか?」と考えるかもしれないが、そんな淡い期待を見事に打ち砕く猛毒の酸素。

紫外線や排ガス、タバコなどで、原子核(※)のまわりにあったペア電子のひとつが失われ、非常に不安定になったのが活性酸素。

※)原子の中心をなすもの。原子とは物質の基本的構造単位で、最小の微粒子

この不安定な状態を安定させたくて、手当たり次第に近くの分子から電子を奪い取る暴挙に出る。これが酸化=サビる、ということ。

この毒性の酸素は、すぐにでも消去しなければ肌にシミをつくるし、病気の引き金にもなってしまうのだ。

まずはUVカットありき!そこに組み合わせるのが抗酸化コスメ

活性酸素を理解してもらえば、紫外線がどれほど肌の老化を促進するのかがわかるだろう。さらに、こんな意見もあるから参考にしてほしい。

大手化粧品メーカー研究員B「UVカット剤は紫外線を防ぐもので、今以上に肌にダメージを与えないためのもの。すでに受けてしまったダメージをケアするのが抗酸化コスメです。

UVディフェンスと積極的なケアを併せて使うのが、肌にとってはベストですね」

まずはUVカットありき。そこに組み合わせるのが抗酸化コスメだということを覚えておこう。

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

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