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新しい生活様式で口の健康状態が悪化!原因はマスク着用による「口の渇き」だった(2021.06.03)

刺激唾液キシリトール 

6割以上の歯科衛生士が患者の口腔状態悪化を指摘

マスク着用・会話の減少・ステイホームによる間食の増加など、新型コロナウイルスの感染拡大は我々の日常を一変させた。そんな生活の変化による口腔の健康状態の悪化が危惧されているという。

そこで先日、日本フィンランドむし歯予防研究会より届いた関連リポートを紹介していきたい。

同研究会では、感染予防のためにマスク着用が必須となる生活で刺激唾液(※)の分泌が減っている可能性とその影響について注目。全国の歯科衛生士200人を対象に、「唾液と口腔のコロナ禍前後の変化に関するアンケート調査」を実施した。
※匂いや味覚、噛む、温度などの刺激によって分泌される。サラサラしている。

調査の結果、歯科衛生士の7割以上がコロナ禍前と比べて “唾液が少ない・口の中が乾いている患者さんが多い゛と回答。

また6割以上の歯科衛生士が、コロナ禍前と比べて、“歯ぐきの腫れやむし歯など、患者さんの口腔状態が悪化している”と感じていることがわかった。

さらに6割以上の歯科衛生士がコロナ禍前と比べて、“口臭が気になる患者さんが増えた”と回答した。

この結果を日本フィンランドむし歯予防研究会 理事長で、日本歯科大学生命歯学部教授の羽村 章 先生は、次のように分析する。

マスク生活で刺激唾液が減少

羽村先生 「今回の調査結果から、刺激唾液の減少により口腔の健康状態が悪化していることが推察されます。

唾液は唾液腺から分泌される体液で、刺激の有無により安静唾液と刺激唾液の2種類(※)に分類されます。そのうち匂いや味覚、噛む、顔の動き、温度などの刺激によって分泌される刺激唾液がコロナ禍のマスク生活で少なくなっている可能性があります。

マスク生活では唾液を分泌させる刺激が少なくなりがちです。笑顔を見せることや会話をすることが少なくなり顔の筋肉を動かす機会が減る、さらにマスクを外すことを躊躇し水分を摂るタイミングを逸して、刺激に加え水分不足が刺激唾液の分泌不足の原因になると考えられます」

※安静時唾液/特別な刺激がなくても、絶えず分泌されている唾液。年齢に伴い、分泌量は変化する。ネバネバしている。
※刺激(反射)唾液/匂いや味覚、噛む、温度などの刺激によって分泌される。サラサラしている。

刺激唾液の役割

羽村先生 「刺激唾液は口腔の湿潤状態を保つだけでなく、健康を維持するためのリゾチーム、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリンなど抗菌作用のある物質が多く含まれています。通常はこれらの物質によって口腔細菌の増殖が抑えられ口腔の健康が維持されています。

しかし、刺激唾液が少なくなることで口腔の自浄作用が低下して、むし歯や歯茎の腫れ、口臭といった口腔健康状態の悪化を招きます。

また、ウイルスや細菌などの侵入を防いで感染症予防に効果のある唾液中のIgA(免疫グロブリンA)は、刺激により濃度や量が増えることがわかっています」

刺激唾液を増やすには、まず咀嚼

羽村先生 「刺激唾液の分泌には咀嚼が最も有効です。よく噛んで食事をすることで咀嚼に味覚への刺激も加わり、刺激唾液がより多く分泌されます。食事以外でもチューインガムを利用することにより、刺激唾液を常に口腔内に分泌させることができます。

特にキシリトール配合ガムであれば、咀嚼と甘味で刺激唾液の分泌を促進でき、むし歯発生のリスクも低減させます。

キシリトールを国民の健康増進に生かす実用的な研究が長年続けられてきたフィンランドでは、キシリトール配合ガムがオーラルケアの1つとして根付いています」

羽村 章 先生
日本歯科大学生命歯学部教授。日本歯科大学歯学部卒業。フィンランドトゥルク大学歯学部う蝕学教室に客員講師として留学、「キシリトールの父」と呼ばれるアリエ・シェイニン教授に師事。

刺激唾液キシリトール 

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