【脱!年中同じスキンケア】知っておくべき夏に応じた最強スキンケア方法とは?(2021.06.02)
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もしかして、あなたは1年中同じスキンケアをしていませんか?
アンチエイジングのために惚れ込んだコスメをずっと使い続けている男性も多いでしょうが、スキンケアの目的は美肌の維持。
このことを考えると、季節によってスキンケアを変えた方が理にかなっているのです。
◆6〜8月にかけての「夏」対応のスキンケアをすべき
春夏と秋冬は、肌環境が大きく違います。
6月は1年で最も紫外線量が多く8月にかけて日差しも強くなり、肌表面から深部まで広範囲にかけて強いダメージを受けます。
この時期の強い紫外線を一定以上浴びると、以下のような事象が現れます。
1、紫外線B波により肌の水分が蒸発し、乾燥することで小さなちりめんジワが増える。
*汗で分かりにくいですが、洗顔後に突っ張るなら乾燥しているサイン
2、乾燥した肌は紫外線が透過しやすく深部まで到達し、その結果、活性酸素が大量に発生。
3、メラノサイト(色素細胞)が機能的エラーを起こし、色素を作り続けてシミを作る。
4、コラーゲンやエラスチンが傷み、肌の張りが失われシワ・たるみが生じる。
5、傷んだコラーゲン等を修復する線維芽細胞も機能低下し、シワ・たるみが改善されずに老化が加速する。
こういったメカニズムが発生することから、夏は1年で一番肌が老化する季節とも言えるのです。
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◆ここから導き出される正解スキンケアとは?
結論として、以下3つのことが挙げられます。
1、徹底的な保湿
→朝晩の保湿はもちろん、定期的に保湿マスク等のスペシャルケアをする
2、可能な限りの紫外線対策でシミ、しわ、タルミを加速させない
→日焼け止めは必須でTPOでSPF30とSPF50を使い分けし、帽子や日傘で直射日光を避ける
3、炎症を鎮静し活性酸素を抑制
→抗炎コスメを使用する
*代表的な成分 グリチルリチン酸、アズレン、ハトムギエキス、カンゾウエキス等
(抗炎美白化粧品に多く含まれている)
これらが夏に最適なスキンケアで、あなたの肌を老化から守ります。
◆日焼けして赤くなった肌に冷たいタオルや化粧水はNG!!
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誤って日焼けをしてしまい、火照った肌を沈めようと冷やしたタオルを当てたり、冷蔵庫に入れて冷やした化粧水をつけたりすることはありませんか?
しかし、これはNGです。
肌を冷やすと一旦は温度が下がって火照りがおさまるように感じますが、冷やす事をやめると引き締まっていた血管が再び拡張し、かえって炎症が酷くなります。
炎症状態が長引くことで、肌内部では活性酸素量が増えて細胞へのダメージが進行。
なるべく早く沈静させるには「常温タオル」で火照りを鎮めることが正解です。
ついつい気に入ったコスメで一年中同じスキンケアをしてしまいがちですが、肌は季節・環境・体調・精神状態などで変化しがち。
であれば、少なくとも季節に応じた対応をすることが重要です。
いかがでしたか?
1年中同じスキンケアを続けているのでしたら、是非一度スキンケアを見直してくださいね。
アンク先生のメンズ美容の極意
『1年中同じではなく、夏には夏のスキンケアを!』
山川アンク
一般社団法人 日本メンズ美容協会 理事長
日本で唯一の女性メンズ美容家。「美容の科学と女性目線」で男性に美容指導するエキスパートとして活動中。クリスチャン・ディオールをはじめ、国内外の有名ブランド化粧品メーカー4社に勤務。在職中には、エステティシャンや美容スタッフ等、数多くのプロを育成。2010年に独立。メンズ美容の専門家として、2012年より活動をスタート。多くの女性が感じている男性に対する本音を伝えながら、メンズケアを解りやすく伝えている。著書に『収入2700万円の差がつく身だしなみ』(辰巳出版刊)などがある。
山川アンクHP:http://www.ankh-yamakawa.com/
動画でメンズ美容の極意を伝授中:https://www.youtube.com/user/menzbiyou
