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インドネシアの伝統工芸「バティックシャツ」を夏の日本で着てみよう!(2021.06.11)

バティックシャツインドネシアロウケツ染め

夏はTシャツではなく、バティックシャツで過ごそう!

が、いきなりこんなことを言われても「バティックシャツって何?」と感じてしまう人も少なくないはずだ。

バティックシャツとは、インドネシアの伝統工芸品バティックを使った襟付きのシャツである。コンセプトはアロハシャツとほぼ同様だが、バティックシャツの場合は地域の歴史に育まれた特殊製法の染物を使っている点が特徴だ。

このバティックシャツを、日本で着こなしてみよう! というのが今回の記事の目指すところである。

インドネシアの古都

ジャワ島はいくつかの文化圏に分かれている。

インドネシアの首都ジャカルタから直線距離で450kmほどの位置にあるジョグジャカルタは、ジャワ文化圏の中心地。古い歴史を持つ町で、日本で言えば京都に値する。実際にジョグジャカルタ特別州は京都府と友好提携を結んでいるほどだ。

ジョグジャカルタには「ロウケツ染め」という伝統工芸品がある。

これは布地に直接蝋を付着させて型を取り、あらゆる模様に染め上げた繊維製品。そしてこのロウケツ染めこそが、現地では「バティック」と呼ばれるものだ。

共和国の中の王国

バティックシャツインドネシアロウケツ染め

江戸時代の日本人は、ジャワ地方のバティックに触れていた。

当時の日本人がジャワ島に赴いた、というわけではもちろんない。当時のジャワ島はオランダ領だったため、オランダ船がこの地の産物を長崎の出島に運んできていたのだ。

そして現地ジョグジャカルタでは、バティックは「正装用の布地」でもある。

現在のジョグジャカルタは、恐らく世界唯一であろう「共和国の中の王国」である。ジョグジャカルタ特別州は、全国の自治体の中で唯一世襲制が認められている。

これはインドネシア独立戦争で、当時のジョグジャカルタ王国国王ハメンクブウォノ9世が独立派に協力したからだ。

従って、現在でも国王に仕える貴族や臣下が存在し、彼らが王宮に赴く際は必ずバティックの腰布を纏う。

5,000以内で買えるバティックシャツ

バティックシャツインドネシアロウケツ染め

今は新型コロナウイルスのせいで行けなくなってしまったが、筆者は一時期ジョグジャカルタに在住……というより沈没していた。

とにかくこの町には、バティックショップがたくさんある。様々な模様のバティックの腰布や女性用ワンピ―ス、シャツが売られている。値段はまさにピンキリで、最高級品は数百米ドルはする。

しかしそれは、大富豪の実業家か政治家が着るものだ。日本円で数千円程度のものでも、その品質に支障はない。

では、そんなバティックシャツが日本でも購入できるのか。試しに楽天市場で「バティックシャツ」と入力すると、案外多くの製品がヒットする。大抵は5,000円以内で買えるものだ。

もしもネットでバティックシャツを購入する段になったら、必ず綿か絹の製品を選ぶようにしたい。安価な化学繊維のシャツは、汗でまとわりついてしまう。これがまた不快で、正直着られてものではない。

故に最低限、綿100%のバティックシャツを購入しよう。

まだまだ海外旅行に行ける雰囲気ではないが、だからこそ今年の夏はバティックシャツでカッコよく決めてみたい。

 

取材・文/澤田真一

 

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