• TOP
  • ヘルスケア
  • 在宅ワークでむくみが急増!?ダル重な脚をスッキリ軽くする入浴法

在宅ワークでむくみが急増!?ダル重な脚をスッキリ軽くする入浴法(2021.08.13)

むくみ血液循環

高齢者は新型コロナのワクチン接種が進んでいるため、重症者が減ってきたという。代わりに、ワクチン不足のため未接種の40~50代に重症者が急増している。いわゆる働き盛りという年代だ。

うつらない・うつさないためにも在宅ワークが推奨され、家にこもりがちになっている人も多いだろう。通勤で体を動かす機会が減り、デスクワークが続いていると、脚がパンパンにむくみがちである。

見た目的に脚が太くなるだけでなく、ダルくて重い不快感もつきまとう。緊急事態宣言が発出されている地域では、外に出て運動するのも気が引けるし……。

そこで、むくみ対策としても活用できる入浴法を温泉入浴指導員(厚生労働省規定資格)の方に教わった。その詳細を読者諸兄と共有していきたい。

むくみが起こるメカニズムとは?

温泉入浴指導員「そもそも“むくみ”とは何なのかを説明していきましょう。

全身の組織に栄養や酸素を運搬する役割を果たすのが血液です。血液は簡単にいうと『血球成分』と『血漿(けっしょう)成分』の2つに分けられます。

動脈を通して心臓から末端へと栄養や酸素が届けられ、老廃物や二酸化酸素を回収し、静脈を通って末梢から心臓へと戻されます。

その運搬役を務めるのは、液体である血漿成分。ところが、血流が悪いと血漿成分が静脈やリンパ管へ回収されず、細胞間に残ってしまいます。そのまま組織間液や余分な水分として滞留し、留まってしまった状態が“むくみ”の正体です」

水圧はウエストを3~6cmも縮めるほど強い

温泉入浴指導員「いうなれば、むくみは血液の循環がうまくできていない証。つまり、見た目や不快感のためだけでなく、健康のためにも毎日むくみをリセットすることが必要です。

血液循環をよくするために、お風呂効果を十分に利用しましょう。お風呂効果のひとつに『水圧』があります。水圧を利用するには、ぬるめのお湯で全身浴が効果的。

また、ぬるめのお湯に浸かることでリラックスを司る副交感神経が優位になり、血管の収縮も抑えてくれます。

水圧はウエストを3~6cmも縮めてしまうほど強いのです。腹部にかかる水圧が横隔膜(※)を押し上げ、肺が小さくなるため呼吸の回数が増え、心臓の動きが活発になり、心肺機能が高まります。

※)ドーム状の形をしており、胸の周りの骨格である胸郭の下のほうの肋骨についている。横隔膜の上下する働きにより、肋骨などに囲まれた胸腔内の圧力が変化し、肺が膨らんだり縮んだりして呼吸ができる

その結果、血流が促進されるのです。全身に水圧をかけるためには、半身浴より全身浴がオススメ。その方がお風呂の効果を最大限に生かせますから。ただし、心臓に病気のある方は、みぞおちまで浸かる半身浴にしてください」

血液はおよそ1分で全身を巡る!

温泉入浴指導員「むくみを軽減するには、できるだけ長くお湯に浸かるのが効果的です。

ちなみに血液は、血管の太さにもよりますが、およそ1分で全身を巡るといわれています。仮に、浸かっている時間が3分だと3周、15分だと15周くらい。単純に時間が長いほど回数が増える=血の巡りがよくなり、末端まで温まります。

高い温度で短時間の入浴より、ぬるめの温度で長時間のほうが効果的ですね。長く浸かるには、夏で39℃、冬で40℃が理想的。さらに本を読む、音楽を聴くなどリラックスして、その時間を楽しむ方法を見つけてください」

長湯できない人は何度かに分けて浸かってみよう

ただ、湯船に長く浸かっていられない人もいるだろう。その場合はどうしたらいいのか?

温泉入浴指導員「何度か分けて浸かってもかまいません。とにかく、血の巡りをよくすることが、むくみの緩和になりますから。

さらに、お風呂の中で足首を曲げ伸ばして、ふくらはぎをゆっくり動かしましょう。筋肉は関節をまたいで骨に腱となってくっついています。この腱はコラーゲンを多く含むので、温まると柔軟になるのです。

ゆっくり、しっかりと伸ばして筋肉が伸縮することにより、牛の乳を搾り出すような動き『ミルキングアクション』が起き、血液がサラッと流れていくのです」

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

その他の情報はこちら

 

男前度が上がったら記事をシェア!
Men’s BeautyのSNSはこちらからフォローできます