照明やテレビをつけっぱなしにして寝ると太りやすい!?(2021.09.20)

肥満照明レプチングレリン

街の明かりや深夜のテレビ番組、LED照明など、現代の暮らしは生活空間から暗闇を追い払っているといえよう。部屋の電気やテレビつけたままを寝てしまう人も、少なくないようだし……。

しかし、明るい場所で寝ることが、肥満の一因だという研究結果もある。どのような住環境で過ごすのかも、ダイエットが成功するか否かを左右するらしい。

その詳しい内容をアンチエイジング専門医に教わったので、読者諸兄と共有していきたい。

夜間、明るい環境にいたマウスの体重増加率は50%も!

アンチエイジング専門医「アメリカの科学者がマウスを用いて以下のような実験を行いました。

夜間、薄明かりを浴び続けたマウスと真っ暗な環境に置いたマウスを比較したところ、薄明かりを浴びたマウスのほうが、体重が増えたのです。

どちらも運動と食事の量は同じだったのに、明るい中で過ごしたマウスは、体重の増加率が50%も上でした。

さらに、血糖値の変化にも異常が見られ『糖尿病予備軍』のような状態だったといいます。

その理由は、マウス本来の生体リズムが乱れ、食べ物を代謝するには向かない時間帯に食事をしたくなったため、と考えられています。

これは、あくまでもマウスによる実験結果ですが、この実験を行った科学者たちは、人間にも同じことがいえるのではないか、と結論づけています」

部屋が明るいと眠りも浅くなる

さらに、部屋が明るいと深い眠りにつきにくくなるという。睡眠不足はホルモンのバランスが崩れるため、生活習慣病や糖尿病にかかりやすくなってしまうのだ。

アンチエイジング専門医「私たちの食欲は、脳内の食欲中枢と、そこの働きかけるホルモンによってコントロールされています。

その一種に『レプチン』と呼ばれる、脂肪細胞から生成されて食欲を抑制する効果のあるホルモンがあります。

また、食欲を刺激するホルモンもあります。こちらは『グレリン』と呼ばれ、胃で生成されるものです。

睡眠不足になるとレプチンの量が減少し、グレリンの量が増加し、食欲が激増します。

肥満を防ぐにためにも、電気を消し、カーテンを閉めて暗い環境の中で眠るようにしましょう。スマホの使用もやめたほうがいいですね」

寝る前に明るい光を浴びると、体内に目覚めの物質が分泌される

アンチエイジング専門医「日の光を浴びると、体内では『セロトニン』という脳と体を目覚めさせる物質が分泌されます。

このセロトニンは、深夜営業の店舗などで明るい照明を浴びても分泌されてしまいます。

毎晩、なかなか寝つけないという人の中には、夜中に買い物に行く習慣があることも多いようです」

ダイエットの効果にインテリアが関与する!?

食事は味覚だけでなく、五感をフル活用して楽しむもの。そして、味覚以外の感覚の中で、重要なのが視覚だ。

アンチエイジング専門医「特定の色を目にしただけでも、食欲をコントロールすることができるのです。

赤やオレンジなど、暖色系は脳が空腹を感じ、食欲をそそる色とされています。ファストフード店の看板には、赤やオレンジ色のものが多いのはそのため。

逆に、青や黒、グレーなどの寒色系には食欲を減らす効果があります。つまり、部屋のインテリアをコーディネートするときに、これらの色を取り入れればダイエットに役立つというわけです」

ダイエットには無地より柄モノの皿がいい理由とは?

アンチエイジング専門医「特に、食卓まわりのインテリアが暖色系なら、寒色系のものと交換してみましょう。

手始めにテーブルクロスを青系にするのが、簡単で効果的です。食器の色も青系のほうがいいですね。

料理を盛り付ける皿は、無地よりも柄のあるものがオススメです。その理由は、視覚的に料理がたくさん盛り付けられているように見えるため。満腹度が高まるのです。

他にも、食事をする部屋の照明は、蛍光色がいいでしょう。蛍光灯の青白い光には、料理の色をくすませる作用があるので、食欲減には効果的。

痩せるためには、住環境を大いに活用してみてください」

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

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