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「感染防止」と「運動不足解消」を両立させる!アフターコロナ時代のフィットネス(2021.11.18)
オトコを磨く最もポピュラーな手段、それは「筋トレ」だ。
来年こそは筋肉質の身体を手に入れたい。よし、フィットネスクラブに行こう!
しかしパンデミックを経た今、フィットネスクラブを利用するための「心構え」や「マナー」が大きく変わっている。
この分野でも「新習慣」と無縁ではない、ということだ。
ノーマスク&顎マスク禁止!
「トレーニング中は呼吸が苦しくなるから、僅かな間ですが顎マスクをしていました。それが監視カメラに映っていたようで、電話口で注意されました。多分あれは、私に対する警告なんじゃないでしょうかね」
Aさんは筆者にそう語った。
顛末はこうだ。Aさんは地元のフィットネスクラブでトレーニングをしていた。
その最中、呼吸が少し苦しいと感じたAさんはついうっかりマスクを顎までずらし、この状態でトレーニングを再開。
一部始終を屋内のカメラで撮影されていた……ということである。
「そのあたり、ものすごく厳しくなってますね。今やマスクなしではフィットネスクラブにも入れません。まあ、当然のことですが」
Aさんのスマホに電話がかかって来たのは、トレーニングから2日後のことである。
「ノーマスク会員」のチェックにクラブ側が目を光らせている、という何よりの証だ。
10回×3セットを3種目
新型コロナウイルスの感染者数が減っているとはいえ、外出時のマスク着用は欠かすことができない。そしてマスクの素材は不織布が求められる。
厳しいクラブになると、「不織布マスクでないと入場お断り」という規則を設けている場合もある。
また、使用後の器具に消毒液の散布を徹底させていることも。このあたりはマナーのひとつとして認識し、面倒臭がらず確実に施しておきたい。
その上で、「クラブに長居しないウェイトトレーニング」を身に着ければ尚良。
具体的には「30分以内で全てが終わるメニュー」だ。他の会員が少ない時であればもっとゆっくりできるかもしれないが、混んでいる時は感染防止のためになるべく早く切り上げたい。
筆者がお勧めするのは「10回×3セットを3種目」である。
ベンチプレスを10回×3セット、バーベルスクワットを10回×3セット、ラットプルダウンを10回×3セットの計3種目という具合にやれば、短時間で全身の主要部位を鍛えることができる。
その際の設定重量は「無理を強いられることはないが、かといって楽でもない程度」の数字を選ぶ。
ボディビルダーやアスリートであればまた別だが、ごく一般的なシェイプアップが目的の人であればこのメニューで十分な効果を感じることができるはずだ。
自宅でできるトレーニング
そして上記のメニューは、やろうと思えば自宅の中で再現することもできる。
もちろんそれは、自前のベンチプレスセットを購入する……というものではない。
先日、筆者が記事に取り上げたプッシュアップバーの他にトレーニングチューブを用意できれば、それだけで上半身各部位のトレーニングをカバーできる。
特にプッシュアップバーを使った腕立て伏せは、10回×3セットでも相当な負荷が見込める。
スクワットはバーベルを背負う代わりに、1セット毎の回数を増やすことで対応しよう。
プッシュアップバーによる腕立て伏せを10回×3セット、トレーニングチューブを引く運動を10回×3セット、スクワットを20回×3セットとやれば、運動不足も解消できるだろう。
もちろんこのトレーニングは、年末年始の「正月太り期間」でも手軽に実施できる内容。
オーバーワークに気をつけながらもしっかり取り組めば、その結果は目に見える形で表れるはずだ。
取材・文/澤田真一
