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高タンパクの朝食は1日の食欲を抑制するのに役立つ(2021.11.30)
前日に食べてしまった分を調整しようと「朝はスムージーだけ!」とか「朝食抜き!」というダイエットに走る諸兄も多いだろう。
しかし、朝食を抜いたことで、昼食でどか食いをしてしまったり、飢餓感に耐えられず、お菓子やパンなどの間食をしてしまった。
なんて経験がある人も、これまた多いのでは?
■カロリー重視のダイエットには空腹感がつきまとう
カロリー重視のダイエットでは、“タンパク質”が決定的に足りなくなるため、飢餓感に苛まれることが多い。
タンパク質は筋肉や血液、皮膚の材料となる、とても重要な栄養素。
他にも、体内の健康を維持する酵素やホルモンの材料になり、免疫力もつかさどる。
そのため人間はタンパク質への強い食欲を持っており、食事で摂取するタンパク質量が少ないと、代替として手軽につまめる炭水化物を過剰に摂取してしまう。
その結果、血糖値が急上昇してしまうのだ。
糖質を摂ると、血液中のブドウ糖(=グルコース)をエネルギーに変えようとして、インスリンが大量に分泌される。
だが、血糖値が急激に上昇すると、インスリンは血液中の余分なブドウ糖を体脂肪に変える働きも……。
■低カロリーではなく“タンパク質”がダイエット成功の鍵
アメリカ・コロンビア州ミズーリ大学の研究者が「タンパク質を多く含む朝食を摂ることで、1日を通じて食欲を抑え、間食を減らすことができる」という報告をしている。
一般的な朝食用シリアルより、肉や魚、卵といったタンパク質を多く含む朝食を摂ると、食欲抑制作用のある血液中のペプチドYYというホルモンが増加。
満足感を得ることができるため、その後の過剰な食欲が治まることを解明した。
実験で使われた高タンパクの朝食には、35gものタンパク質が含まれていたという。
Mサイズの鶏卵1個のタンパク質量は、およそ6g。
100gのヒレ肉は約22g。
スモークサーモンは100g当たり約25g。
こう見ると、朝食で結構な量を食べることになるので、大食漢の男性にとって、夢のようなダイエットだ♪
