コロナ禍で新たにウォーキングを始める人は「脚やひざまわりの筋肉痛」に要注意(2021.12.13)
アシックス商事とパナソニックでは昨年11月、30歳~69歳までの男女1000名を対象にウォーキングに関する意識・実態調査を実施。その結果をデータ化して公開した。
健康・体調に関する悩みは「目の疲れ」「疲れやすい」「筋肉の減少」
コロナ禍で最近の健康・体調について質問したところ、1位は「目が疲れやすい(60.2%)」、次いで「疲れやすくなった(55.9%)」「筋肉が落ちた(55.4%)」という回答が多く、コロナ禍で体に変化をきたしている人が多くいることが分かった。
新型コロナ流行後、健康に気をつけている人は約9割
新型コロナ流行前後で健康管理に関する意識が変化したかという問いに対して、流行後に「健康に気をつけている」と回答した人は約9割にも上った。
流行以前から健康に気をつけていた人と比較した場合、流行後の方が健康管理への意識が高まっていることが分かる。
コロナ禍で新たに始めた運動TOP5は
コロナ禍で新たに始めた運動、またコロナ以前から現在まで続けている運動について尋ねたところ、新たに始めた運動として、家でもできる「体操(23.2%)」「ダンス(21.9%)」「筋トレ(21.3%)」「ヨガ(16.2%)」、運動が苦手な人でも取り入れやすい「ウォーキング(14.9%)」がTOP5に来る結果となった。
中でも、「ウォーキング」は回答数が最も多く、コロナ禍で日常の延長線上で継続しやすい、始めやすいことが推測され、多くの人が取り組んでいることが読み取れる。
ウォーキングの悩み1位は「脚やひざまわりの筋肉痛」
現在ウォーキングを行っている人に継続する上での悩みを聞いたところ、「脚やひざまわりの筋肉痛(39.2%)」が最も多い回答となった。
その他、上位には「寒くなると服装が難しい(36.2%)」「寒くなると風邪やケガが心配(28.8%)」「寒くて持続できない(28.6%)」が上がり、これから来る冬の気候が継続困難の要因となっていることが伺える。
調査概要
エリア:全国
調査対象:30歳~69歳の男女
スクリーニング条件:ウォーキングを行っている
サンプル数:スクリーニングn=5,000・本調査n=1,000
調査期間:2020年11月6日(金)~2020年11月9日(月)
調査方法:インターネット調査
トレーナー・島﨑勝行氏に聞く“ウォーキング”のポイント
ウォーキングは一人でも取り組みやすい気軽さがある一方で、自己流で行うとひざや体全体への負担を誘発する可能性がある。
そこで、トレーナーの島崎勝行(しまざき かつゆき)氏に手軽に出来るウォーキングについてうかがった。
まずは立ち姿勢が大切!理想的なウォーキングはここから始まる
何事もスタート位置が肝心です。まずはご自身の立ち姿勢を整えてみましょう。ポイントは、耳―肩―腰―ひざー外くるぶしのラインが一直線になることです。次に大切なことは運動の強度です。
やや息がはずみ、話しながら歩ける速さを目安に1週間に3日以上、1回20分以上を目標にしましょう!継続するコツは「無理せずできる範囲で」です。体の調子に合わせて歩いてみましょう!
ポイントはウォーキングの前・中・後
ウォーキング前は準備体操を行いましょう。例えば太もものストレッチやアキレス腱伸ばしなどです。これから訪れる寒い冬、体をしっかり温めてケガを予防しましょう。続いて、ウォーキング中に気を付けることです。ここでは1~5の5点をご紹介します。
1. 目線はやや遠くあごを引いて顔をあげます。
2. 頭上から真上に引っ張られるように背筋を伸ばして姿勢良く、腰が反りすぎないように注意しましょう。
3. 肘を90度に曲げて指を軽く握り肩の力を抜いて腕をしっかり振りましょう。
4. かかとからつま先へと自然に地面につきます。
5. 下腹部に力を入れてつま先でしっかり地面をけりましょう。足指の動きを意識してください。いつもよりやや広く大股でリズムよく歩きましょう。
最後に、ウォーキング後に注意することをお伝えします。それは歩き終わって急に動きを止めてしまうことです。止まることによって筋肉が緊張したままになるため筋疲労や筋肉痛が生じやすくなります。
そのため、ひざまわりのマッサージや足指・ふくらはぎのストレッチなどクールダウンを毎回行いましょう。
▲パナソニック「ひざまわりマッサージャー」
関連情報
https://panasonic.jp/massage_parts/products/ew-rj50.html
