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アレルギーの改善を助け、副腎を疲れさせないようにする食べ方のコツ(2022.01.09)

副腎血糖値コルチゾールタンパク質

栄養療法専門の医師が教える、副腎のセルフメンテ法

副腎の疲労は、まず日内変動の異変に現れるが、疲労度が進むと時間帯に関係なくホルモン分泌がガクンと減る。

コルチゾールは炎症を抑えるホルモンでもあるので、その分泌が減れば、炎症を抑えられなくなる。それ故、アレルギー症状が起こりやすくなり、また、起きたらなかなか治らないということに……。

そこで、副腎をセルフメンテする方法を、筆者が栄養療法専門のドクターから教わってきたことの中から紹介していこう。それは食べ方にコツがあるという。

「アレルギーを改善する食べ方を考えるとき、まず目を向けたいのが血糖値。血糖値の急上昇や下がり過ぎといった乱れは、アレルギー症状にさまざまな悪影響を及ぼします。血糖値を安定させることが、症状を改善させるカギといってもいいでしょう。

血糖値を安定させる食べ方の基本は『低糖質』と『高タンパク』です。糖質をできるだけ控え、タンパク質をたっぷり摂る。そのいちばんのメリットは、まさしく血糖値の安定です。

糖質を控えることで高血糖が防げます。糖質の摂取で急激に上がった血糖値は、すい臓から大量に分泌されたインスリンで今度は急激に下降。それを防ぐために副腎からコルチゾール、アドレナリンなどのホルモンが分泌されます。

しかし、糖質を制限すれば血糖値の急上昇が起こらないため、こうした血糖値の急降下、あるいは低血糖状態も起こりません。副腎を常に刺激して、コルチゾールやアドレナリンを出す必要がなくなるからです。

このように、低糖質の食べ方を続けていると、血糖値は安定し、インスリンや副腎ホルモンの分泌が抑えられ、すい臓にも副腎にも負担がかかりません」

高タンパクの食事で免疫システムが活性化!

「また、コルチゾールやアドレナリンが常に分泌されていると、白血球の一種である好中球が刺激されます。すると、炎症が過剰に悪化したり、長く続いたりするのです。

血糖値が安定していて、調節するためにそれらのホルモンを出す必要がなければ、炎症が悪化する事態も回避できることになります。

食事全体を考えれば、糖質を制限すると、自然にタンパク質の摂取が増えます。『低糖質』と『高タンパク』はワンセットなのです。ちなみに、タンパク質は免疫システムを有効に働かせるための最も重要な栄養素です。

糖質制限する際には、精製された糖質の摂取を控えるのが原則。精製された糖質はカンジダ菌の大好物です。その摂取が減ればカンジダ菌のエサの供給がグッと絞られるわけですから、悪玉菌の増殖は抑えられ、腸内環境のバランスがよくなります」

副腎疲労のケアは食事の回数も決め手となる

疲れた副腎を回復させるためのポイントには、食事の回数も含まれるという。まず、朝はしっかり食べること。あわただしい朝はコーヒーを飲むだけで済ませている人、多いのではないだろうか?

「朝、欠食してしまうと血糖値が上がらず、副腎ホルモンの分泌が増え、その結果、副腎に負担をかけることになります。

また、空腹の時間が長いと、その分、次の食事のときに血糖値が急上昇。そこで血糖値の上下が起これば、当然、副腎の負担が増します。

“朝食抜き”の健康法もあるようですが、血糖値を安定させることを考えると、朝食はしっかり摂るべきです。

可能ならば、昼食は少し早めに摂り、午後も何回かに分けて食べるといいでしょう。1日3食よりも、その3食分を1日5~7回に分けて食べるのがオススメです。

食べるときは、タンパク質を先に摂るようにしましょう。糖質はできる限り控えたほうがいいですが、摂る場合は食事の最後にまわすこと。それで食べる量が減るからです。

白砂糖、ハチミツ、ジュース類、お菓子類は、可能な限りやめていただきたい。“可能な限り”と表現したのは、それまで甘いものをたくさん食べてきた人が、一気に断ってしまうと、症状が一時的に悪化することがあるためです」

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

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