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副腎を元気にし、ホルモンを十分に分泌させる『タンパク質』の上手な摂り方(2022.01.18)

タンパク質コレステロール 

ホルモンの原料であるタンパク質が足りないと色気がなくなる!?

我々の体の組織や物質のほとんどに関わっているタンパク質は、生命の基本となる栄養素といっていいだろう。

そのタンパク質はストレスによって消耗するのだと、栄養療法専門のドクターは解説する。ストレス社会の現代は、タンパク質も不足しがちな時代だといえそうだ。

筆者がドクターから教わった“もっと効率的にタンパク質を摂る秘訣”、その詳細を読者諸兄とシェアしていきたい。

「ホルモンとタンパク質の関係も緊密(きんみつ:関係が密接なこと)です。インスリン、成長ホルモンなどホルモンの大部分はタンパク質を材料としていますから。

性ホルモンや副腎皮質ホルモンはコレステロールが材料ですが、そのコレステロールの原材料もタンパク質なのです。

副腎を元気に働かせ、ホルモンを十分につくり、分泌させるのは、やはりタンパク質をしっかり摂ることが大切です」

体内のタンパク質が欠乏すると、肉を消化しにくい体質に

「アレルギーとの関連でいえば、ホルモン、抗体や補体など免疫に関係するシステム、消化酵素をはじめとする酵素などでもタンパク質は重要です。

ところが、アレルギー症状がある人の中には、タンパク質除去食を実践し、肉を口にしないというケースが結構あります。そこで、いきなり“肉を食べて”といっても難しいかもしれません。

無理に食べようとすると、お腹が張る、もたれる、気持ちが悪くなる、吐き気がする、といった不快感を訴えることが多いのです。

タンパク質の分解酵素がうまくできていないためだと思われますが、結局、食べない→酵素ができない→食べると不快になる→食べられない……という悪循環に陥ってしまうことに。

タンパク質の消化吸収に必要な酵素も、私たちの体で合成されます。つまり、タンパク質の欠乏があり、需要が高まっている人であるほど、酵素が分解されず、吸収ができないという悪循環に。そのような場合は、アミノ酸で摂取することが大切です」

1日どれくらいのタンパク質を摂ればいのか?

「タンパク質の摂り方の工夫ですが、豆腐や納豆などの植物性タンパク質は、比較的摂りやすいので、まずそこから試してください。かつおぶしや卵などと一緒に摂ると、より有効なタンパク質の摂取となります。

肉は、ひき肉を使って麻婆豆腐などにすると食べやすいです。分解酵素を含んでいるパイナップルやパパイヤ、キウイフルーツなどと組み合わせ、酢豚のような料理にするものオススメ。

魚なら刺身がさっぱりとして食べやすいかもしれません。肉が苦手という人は薄切りにするといいでしょう。その意味でしゃぶしゃぶは格好のメニュー。ただし、ゴマだれは避け、大根おろしで食べたり、糖質の入っていないポン酢で食べるようにするのがポイント。

肉でも魚でも、食べられるようになったら、それこそ“モリモリ”食べていただきたい。一般的な食生活で摂取しているタンパク質の量は、圧倒的に少ないのです。

“どのくらい食べればいいのか?”という質問には、健康な人でしたら“今までの倍は食べてください”と答えるようにしています」

胃もたれしにくいタンパク質の摂り方

とはいえ、加齢により肉を食べると胃もたれする人は少なくない……。そんな人は肉を控えるべきなのか?

「タンパク質をたくさん食べるためのコツですが、たとえば、焼き肉ならはじめは脂身の少ない赤身をあっさりと塩で食べるようにして、脂身のあるカルビなどのたれバージョンは最後に。このような順番にすると、胃もたれしにくく、量をたべることができます。

牛肉はあまり焼きすぎず、赤みが残るミディアムレアくらいで食べたほうが、タンパク質が効率良く吸収されます。

間食でもタンパク質を摂るように心がけてください。おつまみとして販売されている鶏ササミのスモークやビーフジャーキー、チーズなどをいつも携帯し、おやつ代わりに食べるとタンパク質の摂取量は確実に増えます。

加工食品でも、サケやサバの水煮系はOK。味付けのための余計なものが入っていないので、常備しておけるタンパク源とし活用してみてください」

タンパク質コレステロール

同じ食材を毎日食べるのはNG!? その理由とは?

「食べる順番としては、血糖値を上げないために食物繊維の豊富な野菜から。ですが、それでお腹いっぱいになってタンパク質を残すことになるとちょっと困る……。

少々の野菜→タンパク質→野菜→タンパク質、という具合にして、タンパク質は必ず食べるようにしましょう。“野菜は肉を食べるためにある”と考えたらいいかもしれません。ちなみに、ご飯やパンなどの糖質は、残してもまったく問題なし。

また、タンパク質は同じ種類のモノを連日食べないことが大切。同じ食材を食べ続けると、遅延型フードアレルギーになりやすいからです。遅延型はすぐに症状が出ず、じわじわと体中に慢性的な炎症を進行させますから。

牛肉、豚肉、鶏肉、ラム、マトン等の肉に、魚も交えてローテーションを組み、まんべんなく食べるようにしましょう」

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

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