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スキンケアのNG行動「こすらない」「よく泡立てない」はなぜNG?美容皮膚科医に聞いてみた(2022.02.19)

洗顔時注意点紫外線乾燥

よく、洗顔や化粧水を塗るときなどに「こすらないこと」と言われることがあるが、どうしてなのか疑問に感じたことはないだろうか。また、洗顔では「よく泡立てる」「しっかりすすぐ」などもよく言われるが、その理由を言えるだろうか?

今回は、今さら聞けないスキンケアに関する素朴な疑問について、『医師が教える最強のメンズ美容ハック』の著者である、美容皮膚科「レジーナクリニックグループ」総院長である木村真聡氏に回答してもらった。

洗顔時の注意点、その理由とは?

洗顔でやってはいけないNG行動がある。今回は、よく言われる4つの注意点について、木村氏に理由を解説してもらった。

1.こすらない

「こすって摩擦を加えることにより、お肌にとって大切なキメ(肌理)を奪ってしまうことになります。キメは、水分や油分を閉じ込めたり、外の刺激からお肌を守る機能があるため、キメがなくなることによって乾燥に傾いたり、外的刺激に弱くなり、ニキビなどの肌荒れやシミ、シワなど肌トラブルの原因になります」

2.よく泡立てる

「洗顔料をしっかり泡立てて、泡越しに洗うことは、摩擦を避けることにつながります。指と顔の皮膚と皮膚が当たるだけでも、摩擦と考えていただいたほうが良いです。摩擦が加わると、様々なお肌トラブルにつながりますので、洗顔料は泡立てネットを使用して、しっかり泡立てる、洗顔フォームの場合は硬い泡のものを使用することが必要です。逆さにしても泡が落ちていかないような粘度を目安にすると良いでしょう」

3.手は上下に動かすのではなく回転させる

「摩擦さえ加わらなければ、上下に動かすのと回転させるのにそこまで大きな違いはありません。ただしお肌のキメはすべて一定の方向というわけではないので、回転させて様々な角度から泡をお肌に触れさせることで、汚れや余分な皮脂は若干落ちやすくなるかもしれません」

4.しっかりすすぐ(剤を残さない)

「洗顔剤は、短期間でオフすることを前提として成分設計がされていますので、すすぎが不充分で剤が残ってしまうと、その成分により赤みやヒリヒリするなど、思わぬ肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。洗顔剤が残らないようにしっかりとすすいでください。その際も、ゴシゴシこすらないように気をつけましょう」

スキンケアの3つの大原則を覚えておこう!

木村氏によれば、スキンケアには次の3つの大原則があるという。この機会にしっかりと覚えておこう。

・乾燥させない
・こすらない
・紫外線を避ける

「お肌が乾燥すると、乾燥した部分をうるおわそうとして、皮脂が出てニキビの原因となったり、紫外線に負けやすくなったりと、シミやシワの原因になりかねないため、洗顔をした後は水分と油分をしっかり補って保湿することが大切です。

こすらないことについてはクレンジングや洗顔だけにとどまりません。化粧水やクリームなどで保湿する際も液体やクリームをこすりつけるのではなく、手のひらにそれらを伸ばして、お顔を優しく包み込むように浸透させていくイメージでご使用ください。
紫外線対策も非常に重要ですから、男性も季節に問わず日焼け止めを使用するのがベターです」

スキンケアの素朴な疑問を解決!

毎日のスキンケアで生じるその他の素朴な疑問についても、木村氏に質問してみた。ぜひチェックしておこう。

――洗顔は1日何回までが良いのですか?

「回数の制限はありませんが、自宅で朝晩2回がベストです。理由は2つあります。まず洗顔後の保湿は非常に重要と述べましたが、保湿剤を持ち歩いて自宅以外で保湿することはなかなかむずかしいと思われます。次に、摩擦は肌トラブルのもとです。

まったく摩擦を加えない洗顔というのは現実的に不可能です。そのため、自宅で朝晩2回がベストと考えています。

もちろん非常に皮脂が多い方や汗をよくかく季節は、洗顔後に保湿をすることを前提に、回数を増やすのも悪くはないかと考えます」

――化粧水や美容液などを使用するとき、1回の量をつけすぎることに問題はありますか?

「そこまで神経質になっていただく必要はありませんが、1回で皮膚に浸透する量というのはだいたい決まっています。そのため、1回の量を多くしても、効果がより期待できるというわけではありません。

適量の考え方としては『FTU(フィンガーチップユニット)』という概念があります。

大まかに言うと、大人の人差し指の一番先から第1関節に、チューブで一筋乗せた量で、約0.5gに相当します。これを『1FTU』と呼び、大人の手のひら2枚分くらいの面積、ほぼ顔の面積に塗ることができます。

少しとろみがかっているようなローションの場合は、1円玉大が1FTUとなります。

水っぽいような化粧水の場合は、ローションと比較して粘度が低いため、広がりやすいので手のひらに10円玉から500円玉を作るくらいが適量。

フタを回して開けるジャー型のクリームの場合は、人差し指の一番先から第1関節ですくった量くらいが適量と言えるでしょう」

 

日頃行っている何気ないスキンケア行動も、理由を知るとモチベーションや丁寧さも上がるものだ。ぜひ意識して日々のスキンケアを実践しよう。

洗顔時注意点紫外線乾燥

取材協力/レジーナクリニックグループ総院長 木村真聡氏

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大阪大学医学部医学科卒業後、同大学附属病院・一般病院勤務を経て美容医療に転身。
美容皮膚科医として10年以上のキャリアを持つ。現在はレジーナクリニックをはじめとするレジーナクリニックグループの総院長を務めている。

レジーナクリニック:https://reginaclinic.jp/
レジーナクリニックオム:https://homme.reginaclinic.jp/
エトワールレジーナクリニック:https://etoile-rc.jp/

 

取材・文/椎原あゆみ

 

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