美味しくて健康的!夏を彩る4つの地中海レシピ(2016.08.17)
近年、何かと話題になっている地中海式食生活。
「狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患が少ない」とか「糖尿病リスクを減少させる」などといったメリットが謳われ、日々の食事にオリーブオイルや赤ワインを積極的に取り入れるようになった人も多いのではないだろうか。
地中海式食生活の効果に関してはここであまり独断はしないが、せっかく地中海式に食事を楽しむのなら、美味しい地元料理を知っておくと便利!
今回は、イタリア、スペイン、モロッコ、ギリシャ、4つの地中海沿岸の国々から、夏にぴったりの涼しい地中海レシピを紹介しよう!
どれも簡単に作れるものばかりなので、ぜひ試して猛暑を乗り切ってほしい。
ルッコラとグラナチーズのカルパッチョ――イタリア
まずはイタリアから、ルッコラとグラナチーズのカルパッチョ。ルッコラはハーブの一種で、“ゴマのような深い風味”が人気の秘密です。
また、グラナチーズは正式名称をグラナ・パダーノと言い、イタリア北部生まれの塩分控えめハードチーズ。塩分が低いので料理の味を邪魔せず、そのまま食べても味わい深い万能チーズだ。
ルッコラとグラナチーズを、カルパッチョに添えれば、文句なしの夏の前菜の完成だ
新鮮な牛ヒレ肉、ルッコラ、グラナを皿に盛ったら、「レモン、オリーブオイル、塩、黒コショウ」を適量混ぜ合わせて作った簡単ソースを上からさらっとかける。ルッコラのおかげで程よい歯ごたえが生まれ、グラナチーズが料理全体をまろやかに仕上げてくるぞ。
もし、グラナチーズ見つからない場合は、日本ではパルメザンチーズがそれに当たる。
本来、パルメザンチーズは、パルミジャーノ・レッジャーノといい、エミリア・ロマーニャ地方で作られ、DOPの認定を受けたものだけが刻印を押されて「パルミジャーノ・レッジャーノ」を名乗ることができる。
が、日本では粉チーズの総称みたいになっているので、こちらの方がスーパーなどでよく見かけるのはそのため。ちなみに、パルミジャーノ・レッジャーノの方が塩味や風味が強い。
ガスパチョ――スペイン
ガスパチョはスペインのアンダルシア地方発祥の冷製スープ。厳しい日差しの夏を凌ぐために考案された、スペインやポルトガルの家庭料理のひとつだ。
主な材料はトマト、パプリカ、きゅうり、玉ねぎ、にんにく、パンの耳以外、オリーブオイル、酢。
作り方は様々あるが、ミキサーが自宅にある人は、上記の具材を適当なサイズに切り、ミキサーにかけ、塩で味を整えればOKだ。
パンによるとろみと、野菜の甘味が特徴の冷製スープで、食べごたえのある一品になる。
