• TOP
  • パナソニック
  • なぜ、最近の電気シェーバーは〝肌にやさしく〟なったのか

なぜ、最近の電気シェーバーは〝肌にやさしく〟なったのか(2016.10.20)

その後、2007年には4枚刃のラムダッシュ ES8259、2011年には5枚刃のラムダッシュES-SV61が登場。画期的な〝5枚刃シェーバー〟時代の到来を告げた。以上のような足跡をふまえ、もう一度、最新モデルであるラムダッシュ ES-LV9Bを見てみよう。まずヘッドはフィニッシュ刃×2、クイックスリット刃×1、くせヒゲリフト刃×2の5枚刃構成。

blo01_01_img

なかでも60μmの厚刃と41μmの薄刃で構成されているフィニッシュ刃に注目したい。

Print

一般的な電気シェーバーは同じ厚さの製品が多いが、ラムダッシュは内刃が肌に触れないように守る60μmの厚刃と、ヒゲの根元にもぐりこみ深くとらえる41μmの薄刃で構成。深剃りと肌へのやさしさを両立させているのだ。

32A8222

また、外刃自体も、これまた通常の製品は電気めっき法で製造されるが、ラムダッシュは強度があり、摩擦にも強いプレス加工で作られている。

ただし、プレス加工には金型が必要。その金型もラムダッシュの場合、わずか12×38mmというサイズに約1300個の穴が要求される。

このようにシェーバーの製造過程においては高い技術力が要求されるのだが、パナソニックではES-LV9Bの製造を、その技術水準を維持するため、滋賀県の彦根工場で行なっている。実際、金型製作は1000分の1mm単位の誤差も正確に削り取る〝匠〟が活躍。手作業により、3か月を費やして完成させたという。

Print

一方、内刃は素材に摩耗に強いステンレス刃物鋼を採用。これを焼き、鍛え、研ぎ澄ますといった、日本刀と同様の製法で鍛え抜き、刃先角度を30°まで鋭角化。このナノレベルまで鋭角にした内刃を、高速のリニアモーターで駆動することで刃の能力を最大限に引き出し、硬いヒゲもスパッとカットしていくのだ。

sann

そんなヘッド部と肌に、かつてない密着を実現したのが「3Dアクティブサスペンション」だ。今回のES-LV9Bでは、前後の可動域が約20°と、従来モデルと比較して約15%アップという改良が図られている。

またチタンコーティングされた、ゴールドに輝く2つのスムースローラーが肌への摩擦を低減。よりスムーズな剃り心地を実現する。

このように1955年に国産1号機を発売して以来、どの時代においても技術革新を止めなかったパナソニックのメンズシェーバー。その歩みはMade in Japanの誇りとともに、「肌にやさしく圧倒的な深剃り」を追求してきた日本のシェーバーの歴史そのものといえるだろう。

撮影/久保田育男

1 2 3
男前度が上がったら記事をシェア!
Men’s BeautyのSNSはこちらからフォローできます