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走る動きに特化した準備運動<ムーブメントプレパレーション>3(2017.06.17)
■連載/吉田輝幸の男前トレーニング
走る運動のための準備運動第三弾! 今回は体幹を使う感覚をやしなうためのムーブメントプレパレーションだ。ランニングの際中、姿勢を意識して走れているだろうか? 背筋を伸ばして、体を起こした姿勢だと、肺に空気が入りやすくなるため呼吸も軽く行える。
しかし、疲れてくるとどうしても背中が丸まりがちなので、体幹を意識して使えるように準備していこう。もちろん、準備運動としてだけでなく、体幹トレーニングのひとつとしても使えるので、日頃のメニューに加えてもOKだ。
■体幹と股関節のアップに使えるランストレッチ
吉田「股関節、肩甲骨周りの柔軟と続いてきましたが、次は体幹です。ランニング、及び走るスポーツを行っている間は体幹を立てる意識を持つといいでしょう。体幹を支えていると、骨盤が安定し、股関節から脚を動かしやすくなります。横にぶれる動きも減り、体に余計な負担がかかるのも軽減してくれます。体幹トレーニングもすべてのスポーツに役立つメニューですので、毎日1分だけでも続けると、体の機能が向上していきます」
吉田「まずは、床に寝そべり膝を立てます。腕はワキを45度くらいに開いた位置に起きましょう」
吉田「そのまま。お尻をぎゅっと寄せるようにして腰をあげます。このとき、体幹で体重を支えてください。腕はあくまでもバランスを保つための補助です」
吉田「そこから右脚、左脚を交互にあげます。体幹で体を支えたまま、股関節から脚を動かすイメージを持ちましょう。床につけているほうの脚の膝と、床に接地している背中までは一直線になるようにキープしましょう」
NG
吉田「腰や背中が下がっていては体幹に効いていません。上半身をバタつかせず、あくまで動かすのは股関節のみ。脚をあげていても膝から下は動かないように注意です」
■動きを動画でチェック!
フィジカルトレーナー 吉田輝幸
1975年生まれ。国士舘大学体育学部卒業。大学卒業後に本格的にパーソナルトレーナーの道を進むため、渡米。帰国後はさまざまなスポーツ、ジャンルのアスリートのフィジカルトレーナーとして活躍。正しい身体の使い方、正しい動きによって最高のパフォーマンスを引き出す「吉田コアパフォーマンスメソッド」を提唱。現在は、トップアスリートやモデル、アーティストなどが通うトレーニングジム、「PCP」のフィジカルトレーナー&ディレクターを務める。また、多くのフィットネスクラブや専門学校でのパーソナルトレーナー養成やトレーニングマシーン開発補助、テレビや雑誌などさまざまなメディアでも活動している。
